アニメ「のだめカンタービレ」~Lesson12
学園祭が千秋に与えたものは・・・。のだめの目覚めはまだまだな12話。
今回の主なる演奏曲は、ピアノだけの【ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番】(一応)
のだめ&千秋のピアノオケに聴き入る、というよりは”千秋の語り”がすべてを物語っていることにより、BGM化したラフマニノフか。(千秋に聴き入ったし)
11話からののだめと彩子の繋がりを考えれば、ここで2週空いてしまったのは痛いところだが、それぞれの転機となる今回は、2週空いてゆるんだ私をきっちりと引き戻してくれた。面白かった。
まず、自分を見つける彩子のエピがやっぱり好きだ。はじめて原作を読んだときのような感動の涙こそ出なかったけれど、時間を割いて丁寧に描いてあって良かったし、嬉しかった。
真剣にのだめを心配する千秋と、フワフワとつかみどころのないのだめ。こんな2人を見つめる周囲の目のいい加減さには笑った。噂話とは、こうして尾ひれが付いて広まるものだよね(^^)
遂に登場”夢クラ”ポエム。藤原(マナブ)啓治さん、実に上手い!ドラマのミッチーも良かったけど、違うネチネチ感を出してくれる藤原マナブもどっちも好きだ。
「飛び立てねぇんだよっ」「航海できねぇんだよっ」
”ケエコとマナブ”と千秋のボケとツッコミ?は、メリハリの効いていて分かってても爆笑。
この二人との出会いから、自分も”のだめ”だと言うことに気が付く千秋。(峰君が”のだめ”というのは違う)
のだめを引っ張っていたつもりが、逆にのだめに変えられている自分に薄々気が付きはじめた千秋でもある。また、のだめに対する気持ちが無意識的に現れるようにもなってきた。(この程度・・と落胆する千秋だしw) のだめの言動のギャップに苛立つのも、単に”才能”が惜しいというだけのものではなくなっているのが明らかに見え隠れ。(無自覚はミトメタクナイから??)
変わった切っ掛けはのだめにある。でも変えたのは自分。変わろうと思わなければ変わらない。
のだめとの会話の中から、のだめと自分を重ね「まず自分だ。」と悟る千秋。またしてものだめに気が付かされる千秋ということで、のだめに対して、ケエコとマナブのように本当の才能がある若者に羨望の目を向け、その足踏みを心底惜しむファンであり善良な理解者としての自分と、才能を無駄にするのだめのいい加減さに、「自分は出来きない。しかし、のだめは出来るのにやらない。」と決めつけて苛立っている自分。
結局は自分自身に立ち返り、まず自分が第一歩を踏み出すことが今すべきことであり、(自分にも、のだめにも)何かを打開するものに成り得る事だと思い至っちゃう聡明な千秋であり、気付きによって瞬間的に脱力しちゃう千秋には、「千秋愛し」とぎゅーっとしたくなっちゃう私だ (*^^*)
この先何度と無くこの繰り返しが千秋を襲うのだけど、その中でどんどんのだめの存在が大きくなっていく過程、共に成長していく過程がとっても好き。ほんと千秋様っていいわ~。
・・ということで、Sオケメンバーの進路なども垣間見せた分岐点的12話に拍手。
次回、清良の登場でR☆Sオケパートに突入だね。(久々で長くなってしまった・・・)
そういえば、DVD1巻が店頭に並んでた。昔なつかし傾けると絵が変わる(動く)初回版でしばし遊んでしまった(^^;) もちろんお買い上げはナシだけど。
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コメント
遅くなりましたぁ~。
と、ここ2週、千秋先輩の実家!?エピソードが続いて、それが印象的だったせいか、はたまた私がおじゃまするのが遅かったせいか、この回の記憶がほとんどなくなっております。m(__)m
うちの奥さんは、ミッチーの印象が強すぎて、アニメのマナブは物足りないそうな(笑)。
千秋先輩の「~ねぇんだよ!」は笑えましたねぇ。と、ここにきて話のスピードがゆっくりになった印象がありますが、やはり「早すぎ!」の声が上がったのでしょうか?
途中でCMが入るので、思わずDSのだめを買ってしまうかと一瞬考える、今日この頃。もちろんお買い上げはナシだけど。(^^ゞ
投稿: ラフマニノフ | 2007/05/08 13:57
■ラフさん、こんばんは♪
千秋ママが居ないのが残念だけど、三善家、いいでしょ(^^)
ミッチーはハマッてましたよね。綺麗で(笑)
原作はあのとおりで、あまりいい男じゃないのにポエマーだから面白いんですよ。私は藤原さんもなかなかだと思いました。
スピードは、これがほんとの原作なテンポであって「月刊誌」という季節感の問題でしょうね。
ドラマでは3ヶ月集中ってことでバタバタでしたから。
DSのだめ。「私にも出来そう・・・」なーんて思いながらCMを見てました。
え?お買い上げはないの???(笑)
投稿: たいむ(管理人) | 2007/05/08 19:21