「バッテリー」みた。
”ライ8”くんは、勘はニブイし弱腰のへっぴり腰だったけれど、最後の最後に「Good Job!」
相変も変わらずこの手の原作は未読。予告編を見る限り、病弱な弟が死んじゃうような”可愛そう系”かと思ったら、タイトルどおり”野球”と”友情”の物語だった。男の友情、無二の親友。いいわぁ~。
(以下、若干ネタに触れます)
冒頭、何かの大会の最終回でのマウンド。渾身を込めた最後の一球は改心のストレートだったのだと、巧の満足そうな勝ち誇った表情で感じ取れた。
そして、無愛想でほとんど口を利かず反抗期そのもののような巧と、病弱な弟ばかりかまっている母親の態度、パリッとしない父親という家族模様を見て、さっきアレはきっとキャッチャーが後逸して負けたんだろうな、と思った。
それでも野球のためにトレーニングに励む巧だったから、野球にこだわる何かがありそうだと思ったら案の定、”孤高の戦士”だった。
巧と豪を見ると、「本当に君たち中学1年生?」と思うのだけど、サワが同級生でちょっとホッとした。・・・こんどは「本当に君たち同級生?」になるんだけどね(笑)
素朴な同級生たちの巧に対する友情がとても気持ちが良かった。それこそいつでもどこでも直球勝負の体当たり。正直で計算のない真っ直ぐな気持ちが清清しい。
キャッチャーが取れない豪速球。「ああ、これって振り逃げできるんじゃない?」と思っていたのだけど、やはりそれがトラウマだったようだ。忘れた頃に巧を雄弁にした豪との仲直りがよかったなぁ。
「すげ~。レーザービームだ!」・・・私も思った(笑)
絶賛も罵倒も、本音を本気で語り合えるって子供だけだもんね。そんな子供時代からの友達って宝物だよなーと思う。
思いやりから、いろいろ我慢し合っていた家族のわだかまりが解けはじめ、思いもよらなかった母親からの声援をうけた巧の晴れ晴れとした顔。巧と豪の信頼で結ばれたバッテリーと”花形満”(違っ)の対決という素敵なラストが良かった!
総評:★★★★☆ 好き度:★★★★☆ オススメ度:★★★★☆
いくらトラウマとはいえ、イライラでモノにあたる態度はスポーツマンらしくなさ過ぎ。ピンチに弱いのバレバレ。
「野球はチームプレーでしょ。キャプテンも声かけろよな~。巧だけの問題じゃないぞ~」ってちょっとイライラする私(笑)
それはともかく、この先を考えるとメンタル面はもっともっと鍛えなくっちゃだね、巧君は。
それと・・・出来ることなら”色白”なのはなんとかして欲しかったなぁ。ありえないもん。
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いまだからこそ、できることがある。
■監督 滝田洋二郎■原作 あさのあつこ(「バッテリー」角川文庫刊)■脚本 森下 直■キャスト 林 遣都、山田健太、鎗田晟裕、蓮佛美沙子、天海祐希、岸谷五朗、菅原文太、萩原聖人
□オフィシャルサイト 『バッテリー』
12歳にして、天才的なピッチングを見せる原田 巧(林 遣都)。 中学入学直前の春休みに、母親の実家のある岡山県に引っ越して来た。 ... [続きを読む]
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» 『 バッテリー 』 [やっぱり邦画好き…]
映画 『 バッテリー 』 [試写会鑑賞]
2006年:日本 【2007年3月10日公開】[ 上映劇場 ]
監督:滝田洋二郎
脚本:森下直
原作:あさのあつこ『バッテリー』
【キャスト】
林遣都 山田健太 鎗田晟裕 蓮佛美沙子
萩原聖人 上原美佐 濱田マリ
米谷真一 太賀
塩見三省 岸部一徳 天海祐希 岸谷五朗
菅原文太
公式サイト
バッテリー (第1巻) あさの あつこ,柚庭 千景
バッテリー 佐藤 真紀子,あさの あつこ
... [続きを読む]
受信: 2007/03/15 10:53
» 映画:バッテリー 試写会 [駒吉の日記]
バッテリー 試写会(東商ホール)
「どまんなかに、こい」
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、Ⅳ~Ⅵ
)
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身体の... [続きを読む]
受信: 2007/03/16 13:36
» バッテリー(映画館) [ひるめし。]
いまだからこそ、できることがある。 [続きを読む]
受信: 2007/03/16 15:55
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★review★
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【出演】
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コメント
続編はないのかもしれないけど、
なんだか期待しちゃいますね~
「野球はチームプレイ」だということも理解するようになって、
2年くらいになったら精神的にも大人になるかもしれないし・・・
原作を読むのが面倒だから・・・とにかく続編を・・・
投稿: kossy | 2007/03/14 22:09
■kossyさん、こんばんは♪
続編・・??
このお話、本で言えば半ばくらいまでなのですか?
それとも、原作に続編があるとか??(勉強不足デス)
私も、いまのところ読む予定はありませんので、
ちょっと成長した巧と豪のバッテリーは見てみたいですね。
しかし、続編だと、弟が危険そうで恐いんですけど。。。(笑)
投稿: たいむ(管理人) | 2007/03/14 22:24
たいむさん、TB&コメントありがとうございましたm(__)m
僕の世代では野球ものといえばやはり巨人の星を重ね合わせてしまいますが、でもそんなテイストも見え隠れして、なかなか少年たちの“純”な心と快い汗を感じていました。
原作は未読なのですが、機会があれば読んでみたいと思います!
巧は天海母から産まれてきたと想像できて良かったですよ^^
少なくても岸谷さんには似つかない。弟もしかり(笑)
投稿: cyaz | 2007/03/14 23:51
私も昨日観たのですが、中盤から涙がボロボロと流れてとまりませんでした。こういう少年たちの話って、母親の立場で息子とも重ねて見るから、たまらんのですよ~。豪役の山田健太くんの笑顔がとにかく素晴らしかったです。
内申書の為に野球部で三年間我慢してきた…とあったけど、リアルなことだけに痛かったです。ユニフォームぐらい自分で洗濯して干せ~とツッコミしてました。ウチは息子にちゃんとやらせてますからw。
投稿: ayuto | 2007/03/15 11:14
■cyazさん、こんばんは♪
純粋な少年たちのアツイ思いがジーンと心に沁みる作品でしたー。
繭ちゃんは登場していたけど、「男の子だけ」というのも良かったです。
私はー、原作はこのままパスかな?
続編あったら、絶対にみますが(笑)
■ayotoさん、こんばんは♪
息子さんのいらっしゃる方なら、さぞかし感情移入しまくりでしょうね。
>内申書の為に野球部で三年間我慢してきた
この子も可愛そうな子でしたね。
野球をさせて貰うものでも、するものでも無くって、したほうが良さそうなものとしか考えられないなんて、とっても寂しいことです。これも家庭環境かなぁ。
EDでのユニフォーム。大中小が微笑ましかったけれど、洗濯はめちゃめちゃ大変ですよね、泥だらけで。
「スライディングはやめてくれ~」ってツイツイ思っちゃうものねw
息子さん、偉い!!
投稿: たいむ(管理人) | 2007/03/15 18:31
こんばんは♪
巧たちはいかにも中学生~って感じなのに、相手チームの門脇たちは中学卒業ということで大人っぽい(高校生以上に見える・笑)のが面白かったです。
弟が野球少年だったし、私自身も甲子園大会などをいまだに見ている方なので、こういう野球モノは大好きです。
原作はなかなかいいけれど、ちょっと「?」ってところもあるのでそれほどおススメはしないかな。
ピッチャーって本当に孤独なんですよね。
松坂もレッドソックスで活躍して欲しいな~。って全然違う話に(笑)
投稿: ミチ | 2007/03/17 20:31
■ミチさん、こんばんは♪
いろんな意味で年齢的ギャップが激しかったですね。
敵の5番の子の豪君潰しも「中学生の出来ることじゃないよなぁ」って。外見以上に違和感も(笑)
青春!な素敵な作品でしたが。
我らの世代では、サッカーより野球ですよね。周囲はみんな野球人(笑)
最近、TVでプロ野球こそ見なくなりましたが、私も野球観戦は好きです。ドームめぐりしたくらいだしw
>松坂くん
給料分の結果を出してくれると嬉しいですねー!
投稿: たいむ(管理人) | 2007/03/17 20:55
たいむ様、こんにちは~
TBさせていただきました。
私は野球がよくわからないので、キャッチャーが取れなかったらストライク?になるとか、途中まで気が付きませんでした。
思春期と9歳の子供がいるので、すっかり感情移入して最初から泣いてしまいました。
投稿: ノルウェーまだ~む | 2007/05/01 15:08
■ノルウェーまだ~むさん、こんばんは♪
たくさんのTBとコメントありがとうございます。
あら、野球あまりご存じないのですか?
でも、このお話はヒューマンな感じだから、野球はスパイス。
全然OKですよね。
続きがあるなら観たいですよね。
投稿: たいむ(管理人) | 2007/05/01 22:00