DVD HOLiC ８巻（最終巻）から

DVD HOLiCから第八巻の感想。
ついに最終巻となってしまった(泣)　
２２話と２３話は前後編の物語。２４話目として「外伝」になっているけれど、四月一日の小学生時代のお話。どちらも”四月一日らしい”ちょっぴり涙な作品の第八巻だね。
そんな八巻の収録話は
第二十二話「ユウワク」
第二十三話「センタク」
外伝「ツイオク」
特典として 『ジャケットイラスト使用スクールカレンダー』（初回版仕様）。ちゃんと2007年度仕様になっているのが嬉しいけれど、使ったりはしない（笑）

第二十二話「ユウワク」＆第二十三話「センタク」
侑子さんが、”次元の魔女”として長期出張中（「ツバサ」がらみ）の為、バイトが休みの四月一日が寂しげな女性(繭子）と出会うお話。
当然のように繭子は”ヒトではないもの”なのだけど、そうと知りつつも、自分の命の危険より彼女の気持ちを優先させてしまう、なんとも四月一日らしい行動が泣けてくる。
四月一日が四月一日だから、百目鬼も、繭子も、最善と思う決断するのだけど（四月一日も含めて）誰もが心の痛い結末なるのがまた泣ける。
水島監督が最初から最終回はコレと決めていて、絵コンテも自ら手がけた作品とのこと。最大の注意点は『失楽園』にならない事だったそうで（笑）　原作からして四月一日の想いはどうみても”母親”とダブらせている印象だし、『失楽園』と言われなければ想像もしなかったけれど、繭子のスキンシップや「そこまでしなくても・・」と感じる四月一日の必死さは、一歩間違えば確かに『失楽園』に見えなくもない（笑）。実際は『失楽園』風には見えなかったから成功なんじゃないかしら？

外伝「ツイオク」
当初は「ヤキニク」だったとか。・・まんまやねんっ（爆）
原作の２つのエピソードを上手く纏めた作品。「手」のエピソードは、ホントは『百物語』で四月一日が語った”子供の頃の実話”だったんだよね。（アニメでは”アヤシイ人物との4度の遭遇”に置き換わっちゃったけど）
こちらも、小さい頃から「四月一日は四月一日だったのね」と思わせるもの。
「四月一日が優しいのは、四月一日だからでしょう？」などと言ってみたくなる（笑）
まるっきり登場しないのか？・・とやや不安になってくるラストもラストでやっと侑子さん、モコナ、百目鬼くん、ひまわりちゃんが登場。お約束での”ヤキニクパーティ”。最終回らしいいつもの調子でEND。
マルとモロも”ヤキニクパーティ”の輪に入れたかったとのことだけど、「二人とも侑子さんの家からは出られないので泣いてもらいました」だそうで。しかも、EDは第１クールのモコナのみタイプ。。。マルモロ不憫っ！

ブックレットにて、最終回を迎えた監督のロングインタヴューが収録。
私が注目した部分は、原作での「女郎蜘蛛」や「百目鬼遥さん」もやってみたかったと語られていたトコかな。確かにコレやったら収まらないので無理なんだけど、四月一日と百目鬼の絆だったり、四月一日の成長が良く描かれているエピソードだから、アニメでも観てみたかった気がする。
>『劇場版 ×××HOLiC 真夏ノ夜ノ夢』が、アニメーション国際映画祭Anima 2007 (アニマ2007)の長編部門正式コンペティションに選出されました。
今頃になってこんな話題もあるわけで、劇場版でも、第2シーズンでも、何らかの形でまた『ｘｘｘHOLiC』が制作されたらいいなーと思う次第。

あああぁぁぁぁぁぁぁぁ......　終わっちゃったなぁ～（p_;)
しかし、まぁ、原作はまだ続いているし、4月には11巻が発売されるし、『ｘｘｘHOLiC』とは長いお付き合いとなりそうーですわ。　まだまだこれからこれから！

・・・さて、次は何にしようか？（←おぃっ！）

※追記：どうやら「ｘｘｘHOLiC 11巻」は5/17発売になったらしい。