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2007/01/17

「リトル・ミス・サンシャイン」みた。

Little_miss_sunshine_1 口コミでの評判から上映館が拡大していった理由が、観れば分かる作品だね。
確かにR指定にせざる得ないから、どのラインまでオススメして良いのやら困ってしまうけれど(笑)
以下、若干のネタバレあり。

ミスコンに憧れ、ナンバー1を夢見る7歳の少女オリーヴ。その実態はちょっとおデブなメガネちゃん。
起業に於いて「失敗か成功か?」の瀬戸際で生殺状態でずっとイライラの父。
超女好きでヤク中、傲慢で老人ホームすら追い出されてしまう問題児な祖父。
ゲイで、年下の男に振られて自殺未遂。要保護観察なアブナイ精神状態の伯父。
パイロットを目指し、「アカデミーに入学出来るまでは喋らない」と願をかけて9ヶ月間実践中の兄。
そんな家族に囲まれて、やり場のないストレスが溜まる一方の母。

離婚・破産・自殺?!自分勝手でバラバラな家族が、オリーヴの『リトル・ミス・サンシャイン』というミスコン大会への繰り上げ出場を切っ掛けに、小さな古びたバスに全員が乗り込んでハチャメチャアメリカ横断の旅に出ることになったからさぁ大変。祖父の毒舌爆裂で険悪なムードの車中、給油に立ち寄れば車は故障。コンビニでは伯父は古傷をえぐられる出来事に遭遇し、兄は色弱が発覚してパニック。父の仕事は失敗と決定。母とは大げんか。そこに更なる追い打ちが降りかかるわけで・・・・・。よくもまぁ次々に何かが起こること起こること。

旅の途中に大きな何かを失い傷つく者達。彼らは勝ち馬?それとも負け犬??
正気なおじいちゃんの言葉か心にしみる。
「本当の負けは、負けることを怖がって戦うこともを諦めてしまうこと。」

とんだハプニングが家族に絆を取り戻させ、オリーヴの勇気が絆をより深めさせた。
ホロり加減な所に、”おじいちゃんのダンス”は、「こうきたか!」と同時に「だよなぁ~」ってね。既に泣き笑い。痛々しいまでに一生懸命なオリーヴを守るため、舞台で一緒に戦う家族たちの満面の笑顔にはボロボロと涙がこぼれた。
う~ん、よかった!

総評:★★★★☆  好き度:★★★☆☆++  オススメ度:★★★☆☆+

今年も1月は上々の滑り出しだなぁ=。

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コメント

こんばんは♪
やっぱりオリーブちゃんのダンスは予想通りアレでしたよね。
なんせダンス講師がじいちゃんだもの(笑)
笑いながらも涙がこぼれるってことがあるんですよね~。
ホントいい映画でしたわ~☆

投稿: ミチ | 2007/01/17 21:30

■ミチさん、こんばんは♪
おじいちゃんには、ヤラレましたね=。何もかも(笑)

>笑いながらも涙がこぼれるってことがあるんですよね~。
ですねですね!
こういう涙は後がすっきりですよね。
良かったですよ、ほんと。

投稿: たいむ(管理人) | 2007/01/18 00:21

こんにちは♪

とんちき爺さんが一番のお気に入りなんですが
ドウェーン&フランク2人の哲学者肌コンビも何
気に気に入ってます。
まぁ早い話、登場した人物皆、好印象でした。
もちろんおんぼろ黄色バスも。新年一発目として
【大吉】を引き当てた感じです♪ (゚▽゚)v

投稿: 風情♪ | 2007/01/18 10:38

こんにちは~。
そうそう、笑い泣きですよね!
あの歯軋り?!ダンスは最高でした。
でも恥ずかしがって実際には踊れないと思うんです、普通の女の子なら。爆
それに舞台で踊ってるのは家族でも他人のフリをしそうなものですよね。家族が一生懸命な姿が泣きのツボにはまりました。
でも、本当は皆敵わないと思って、やけっぱちだったかもー?!とか。笑
じいちゃんの唯一の遺産がエロ本なんて…すごすぎる。爆

投稿: シャーロット | 2007/01/18 11:57

■風情♪さん、こんばんは♪
>ドウェーン&フランク2人の哲学者肌コンビ
私も、お兄ちゃんがなかなかお気に入りでした。
「ママをハグしろ」とかイイコですよね~。
体力づくりも頑張っていたのに、色弱だったなんて不運な・・・(TT)
私の今年一番はベートーヴェンでしたが、2007年の滑り出しは好調です♪


■シャーロットさん、こんばんは♪
もうボロボロのくしゃくしゃで、明るいところじゃ見られない顔してたと思います(笑)

オリーヴちゃんは、単にネンネちゃんなのか、度胸が据わっているのかどっちかですねw
周囲に圧倒されながらも、棄権せずにダンスを披露することに応援した家族だったけど、まさかまさかのダンスには他人のフリしたかったでしょうね、ホントは。
パパさん、偉い!!次々に加わる家族がサイコーでした。
最後に「ブラボー」と拍手してくれた、耳栓してたパパさんの真意は「ぶち壊しに喝采」かもしれないけど、それでもなんだか嬉しかったなぁ。

>唯一の遺産がエロ本
自宅にどんなものが隠されているか・・・クワバラクワバラ

投稿: たいむ(管理人) | 2007/01/18 18:08

こんばんわ!TB&コメントありがとうございました!

クチコミ効果が絶大に発揮された作品でしたねえ!
これはもっと上映規模を大きくしてほしい作品です。


思わず抱きしめたくなるような素敵な映画♪

黄色いバスがこの一家を象徴するものであり、
一方でこの一家を再生へ導くものでもある・・・
なんだかとても愛くるしい気持ちになりました。

投稿: 睦月 | 2007/01/18 18:42

■睦月さん、こんばんは♪
やはり、クチコミに敵うものってないですよね。
宣伝広告費に莫大な費用をかけたところで、駄目なものはダメですしw

黄色いミニバスは、そのものでしたねー。
形も色もとても可愛くって、ほんと、愛くるしい感じですね。
良い作品でした~。

投稿: たいむ(管理人) | 2007/01/18 22:19

たいむさんへ
①負け犬界を後にし、勝者がすべてをつかむ世界に居場所を見つける。

②大望を抱き、自分を鼓舞し、汗だくで頑張る。

③ズルしようと考えず、目標に集中する。

④否定的な考えは一切持たない。

⑤きちんとした言葉使いはどんなときも大切。

⑥他人を信頼すれば、信頼されるようになる。

⑦望みは大きく、行動もでっかく、ビッグに生きる。

⑧否定されることを否定する。

⑨負けることを拒否する。

というのが成功のための9ステップだそうです。でもリチャードは出版社の担当者を説得できませんでした。

投稿: mezzotint | 2007/01/19 11:48

■mezzotintさん、こんばんは♪
うわ~”9段階”をどうもありがとうございます!!
どれもそうだなーと思うけれど、書き出されてみれば当たり前というか、理想論であり具体性にかける??
売れない理由はそれかしら??(笑)
どのような証明がなされているのかは気になるけれど、買ってみようかとは思うには、インパクトが足りないかなー(爆)

投稿: たいむ(管理人) | 2007/01/19 19:41

いやはや、ブラックジョークというべきか否か、いろいろな要素が盛りだくさんでしたね。お約束の夫婦げんかの罵声を聞くな、とつけたテレビが、ブッシュ氏の…、なんて向こうじゃ、超受けたでしょう。人嫌いにもなりますわ。お兄ちゃん。
以前、「YOU CAN DO IT!」という本を制作(著者は外国人で、翻訳本)したことがありますが、思わず「似たようなことを企画して、実行しようとする人って、外国では多いのか」と思ってしまいましたよ。

投稿: あかん隊 | 2007/01/19 22:38

■あかん隊さん、今晩はー♪
一年分の家族の肖像を、1日に詰め込んだような作品でしたねぇ(笑)
>ブッシュ
これには私も気がついて、プププッ (*^m^)o==3

同じような発想があったとして、成功も失敗も早い者勝ちな自由の国では、とりあえずは実行したもの勝ち?ってことでしょうか。ある意味では日本人も見習ったほうが良い・・かな??

さっきまで放送していた、NHK「にんげんドキュメント」での神山監督のおかげで、おなかがいっぱいのほんわかしている今の私です~。


投稿: たいむ(管理人) | 2007/01/20 00:13

やーん! そういう放映は、特別にメールで教えてくださいましな。再放送あるのかな?(号泣)

投稿: あかん隊 | 2007/01/20 00:56

■あかん隊さん、ども♪
是非、再放送を楽しんでくださいね!!

投稿: たいむ(管理人) | 2007/01/20 19:56

こんばんは!、TB有難うございました。返事が遅くなり本当にごめんなさい(ペコペコ!)
「本当の負けは、負けることを怖がって戦うこともを諦めてしまうこと。」>お祖父ちゃんの言葉身にしみます。
黄色のオンボロバスで、クラクションは壊れて鳴りっ放し、みんなで押さないと動かない!。一人づつ飛び乗り、ガソリンスタンドでは~オリーヴを置いてけぼり、薬のやりすぎで爺ちゃんは死んでしまうし、バスの後部座席に爺ちゃん乗せて走る~!!。
ラストのミスコンで、爺ちゃん直伝の踊りを皆で舞台に上がって踊る姿は、笑いながら涙で画面が曇りましたね!(=^・^=)。

投稿: パピのママ | 2007/01/23 20:13

■パピのママさん、こんばんは♪
コメントありがとうございます。
全てを詰め込んだ黄色いバスが印象深いですねー。

>笑いながら涙で画面が曇りましたね!(=^・^=)。
そーなんです。号泣。でも笑いながら。
そんな作品でしたね。良かったです!

投稿: たいむ(管理人) | 2007/01/23 23:28

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