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2007年1月の30件の記事

2007/01/31

「幸福の食卓」みた。

Koufuku 「父さんは、今日で父さんを辞めようと思う。」
「ちちぃ~。ちちとははがいなくなったら、あすかのごはんはどーなるの?」(※注:母も、あすかも登場しません。)
佐和子も、4歳の少女だったらこんなだっただろうになぁ。
誰もが誰もに気を遣い使いながら、波風が立たないように平和そうに暮らす、一度崩壊した家族と再編成の物語。 うん、良かった。
(以下、ネタに触れます。ご注意を)

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2007/01/30

「アニメギガ」という番組が始まるらしい。

最近、NHKの回し者か?と思われるくらいNHK記事を書いているけれど、今回もまた(^^)
3/1から【NHK-BS2】にて放送開始の新番組「アニメギカ」について。
・・・といっても、概要はあまりわかってない。公式ページにある
>カリスマ的アニメ人を毎回1人スタジオに迎え、ロングインタヴューで徹底解剖。 
>思い出深い作品の映像をたっぷり紹介しながら、制作裏話や作品論、プライベートまでふかーく語っていただきます。
が、私の知るところの全て。でも、私にはそれだけで十分興味の対象となり、楽しみになっていたりする。40分に満たない番組だけど、”声優さん一人だけがゲスト”というのがとっても魅力的。しかも、第一回のゲストが「山寺宏一さん」だもの。嬉しいじゃぁないですか!
近頃の露出度の高い若手声優さん、というよりはベテランさんがたくさん登場してくださると嬉しいな。(山寺さん以外は未定?) まずは、NHKに貢献度が高い方々が登場するかなぁとは思うけれど、例えば「大塚明夫さん」とか(NHKもいっぱい出てるし)出演してくれるといいなぁ。

アニメギガ
3/1 木曜日(水曜深夜) 午前0:00~0:39 [NHK-BS2](予定)
ちなみに、「毎週」とはどこにも表記がないのだけど、どーなんでしょう?月1かな?

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2007/01/29

「北の国から」について。

1/27(土)朝日新聞:別刷:be on sataurday-entertainment:”愛の旅人”の紹介作品が、『北の国から』だった。え?まだだったの?。。。ちょっと意外だった。
言わずと知れた”倉本聰”作品。TVシリーズであり、数年に一度放送されるスペシャル版は全部見ている。毎回泣かさせる。
”愛の旅人”での見出しが、『別れても響きあう心』。
正しく!という感じで、「北の国から」は出会いと別れのオンパレード。
「そもそも、最初の最初からして、別れだったりもするわけで・・・」などとモゾモゾ喋りたくなる(笑)
今回、ちょっとびっくりしたのが、”続編”の話題。
確か”北の国から 2002 遺言”は”最終回”という話だったはずではないか??

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2007/01/28

じゃすと・IN・たいむ(1/28号・・NHKBS・電王)

(1)精霊の守り人
放送の開始日が決定!
NHK-BS2 :2007年4月7日(土)午前8:06から
「機動警察パトレイバー」の後番組かと思っていたら、「シルクロード少年ユート」の後なのね。 パトレイバーの後はなんだろう??(というのはまた別の話かw)

我が地元新聞では、毎週日曜日に「読書・書籍」関連記事に3面を割いている。 そこで本日は、軽装版:「精霊の守り人」が紹介されていた。アニメ放送についての記述は無かったけれど、色々動き出したなぁーという感じ。
例の公開録画の放送はいつだろうなぁ~(^^)

(2)ミニパト
同じく神山監督作品。
NHK-BShi :2007年1月28日(日)午後10:50から

劇場版「WXIII 機動警察パトレイバー」と同時上映された、”「パトレイバー」のパロディ”短編作品。全3話。 空前絶後で抱腹絶倒?!の押井守の書き下ろし脚本。
俗にいう”パタパタアニメーション”はアナログチックでありながら、実際は最先端技術を駆使したもの。ちょっとしたカルチャーショックを受けるかもw

当時、同時上映でありながら、上映一回に対してランダムに1話という、あくど・・イヤ、観客を飽きさせない工夫が施されていたらしい。全話を観るまで通い詰めた人って、どの位いたのかなぁ~(笑)

(3)仮面ライダー電王
今週から新しい”仮面ライダー”になった。
”電王”・・・・すごくヘン。カッコ良くない。一層のおバカ路線に突入?
「最初からクライマックスだぜ!」のとおり、早速摩訶不思議ワールド全開のようだ。
軟弱でヘタレ少年が仮面ライダーに変身。地球外生命体?イマジンに取り憑かれた主人公:良太郎。二重人格さながら、強くなったり弱くなったり。。。(そんな番組、昔にもあったような・・・)
”デスノート”のリュークを彷彿するような良太郎のイマジン。対する悪役はバット・イマジン? さてさて、どんなことになるやら。はう~。

音楽が佐橋俊彦氏。(うほ!) 「響鬼」以来で久しぶり(メビウスはあるかw)。
”モモタロス”が関俊彦さん、と聞いていてご本人が登場するものと勘違いしていた私。
「あれれ?もしかして、コレ?」とばかりに納得。なんだ、そういうことだったのね(^^;) 

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2007/01/27

「幸せのちから」みた。

Happyness「ルービックキューブ」は、3面クリアがやっとで投げ出した(^^;) 今も”オセロゲーム”や”百人一首”とともに実家の押入れの中でバラバラなまま眠っていることだろう。
壁の”マジック・ジョンソン”のポスターには思わず目が釘付け!ああ、懐かしい。。
以下、若干内容にふれるのでご注意を。

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2007/01/26

アニメ「のだめカンタービレ」~Lesson1

《祝》アニメ「のだめカンタービレ」放送開始!!∠☆★:゚~**PAN!
・・・フジテレビから遅れること2週間。新潟でも放送が始まりましたぁ~(^^)
2006年の第4半期目は”ドラマ「のだめカンタービレ」”にハマリまくり、毎回感動で涙していた月曜夜9時だった。アニメ化の話は知っていても、タダでさえアニメ放送の少ない新潟では「放送などありえん」と諦めていたところに朗報が舞い込んだ。
「ぎゃぼー!すごい、やるじゃん!」

さて第1話は、ドラマと同じく、モツアルト”2台のピアノのための二長調”まで♪
すっかり”玉木君&樹里ちゃん”の”千秋さま&のだめ”に慣れきってしまっていたので、若干の違和感はしかたなし。個人的な趣味でいえば、落ち着いた”玉木君の千秋さま”が好き。関智さんの方が声質が高いからかな?けど関智さんの千秋さまも悪くない。シリアスも、ツッコミも、おちゃめもこなす関智さんだし、耳が慣れてくれば”語り”の部分も特別異議申し立てるようなこともない。のだめの川澄さんは、樹里ちゃんよりカワイイ感じ。樹里ちゃんは、のだめの”ヘンタイ”を上手く表現していたような感じだったから(笑) こちらもヤヤ甲高い感じではあるけれど、アニメの場合は一言一句がしっかりであり、滑舌は良くないとだからこんなものでしょう。この先の”のだめギレ”がどんな感じになるのか楽しみかな。

ああ、アニメでも鳥肌モノだった2人の演奏。やっぱり聴き入ってしまった。演奏中の”語り”はドラマとほぼ変わらない。「背景」に”ただ風景”や”チビ千秋の回想”が盛り込まれていたのが効果的。そう、《音楽》が主役。「普通なら”BGM”で逆なんだよなぁ」と思うと面白い。自由な自在なアニメらしい手法を駆使した上手いつくり。演奏時間も2分15秒と頑張った。
『拝啓、ヴィエラ先生』風な第1話。良かった!

最近風で、EDに”次回予告映像”が盛り込まれているし、CM明けのちょこっと予告メッセも楽しい。最後まで見逃せない。
アニメとして、なかなか良い出来だったと思う。
2クール全23話。再び”のだめ”で楽しめそう~!
さあて、第2話は峰くんの登場だぁ。

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2007/01/25

「マリー・アントワネット」みた。

Marie_antinette_1 「マリー・アントワネット」というと、どうしても外せないのが、『ベルサイユのばら』。愛憎劇であり、苦悩や革命を描いた物語としては『ベルばら』の方が濃いし深い。けれどこの作品も、ただ歴史に名を残すフランス王妃「マリー・アントワネット」というだけではなく、優しく女性らしい視点で描かれた、「アントワネット」だった。女性監督ならではだなぁーという感じ。
(以下、若干ネタにふれるので、ご注意を。)

見ているだけにも関わらず、ケーキやお菓子で胸焼けがしそうだった・・・・。というのは半分冗談としても、彩り鮮やかなお菓子や料理、フルーツの盛り合わせは芸術的でもあり、ところ狭しと飾り付けられている花々であり、華やかなドレスや髪型はずっと目を楽しませてくれた。けれど、”シンプルな白いドレス”で草原にうもれている姿が一番美しかったなぁと、思ってたりして(笑)

歴史的にフランス革命を考えると、取り巻き達と食べて、飲んで、歌って、踊って、遊びまくるアントワネットの動向の一つ一つには憤りを感じてしまう。・・が、アントワネットにしてみれば、決してそういうことじゃなかったのだと少しわかったような気がした。
フランスに嫁ぐということは、オーストリアとの友好関係を保つ為の政略結婚だということは理解していた。ちゃんと全てを捨て運命を受け入れた。そして周囲から再三再四「子供を」と言われ続けて、自分の役割は「王太子」を生むこと。それが”王妃”として”唯一の仕事”であり、全てだっただけなのだと思えた。義理の妹に先を越されて涙したことは、女性としての悲しさがないとは言わないけれど、基本的には仕事を果たせない悔しさであり、思うように行かない遣り切れなさではないだろうか? また、国民の実状を知り、国の財政を考えること、国を守ることが”王妃としての義務”だという意識は全くなかった、、、というか知らなかったのではかとも思えた。とすれば、アントワネットはちゃんと役割を果たしたのであり、後は野となれ山となれ。無責任ではあるけれど、彼女にしてみれば役目は果たしたのだからね。なんだかんだ言われる筋合いはない、という感じではなかろうか。
終始笑顔を絶やさない彼女が、なんだかそんな人物像に思えてくる作品だった。

総評:★★★☆☆+  好き度:★★★☆☆+  オススメ度:★★★☆☆

やっぱり、『ベルばら』の影響力は大きくて、なかなか潜入観念は捨てられない。ちょっと違う角度から見た「マリー・アントワネット」ということで、興味深い作品という位置付けになっちゃうかな?

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2007/01/23

「どろろ」みた。

Dororo ひさしぶりに試写会。観ようかどうか迷っていた作品だっただけに、当選はラッキーなのかな?(本当に観たい作品は、お金を出したってみるしねw)
原作が”手塚治虫”なだけあって、「いかにも~」というファンタジー作品。(といいつつ原作は未読。手塚作品で育った世代ではないからねw)
以下、若干ネタにふれるのでご注意を。

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2007/01/22

「ディパーテッド」みた。

Departed1 「死者」って意味だったのね>ディパーテッド(^^;)
勧められていたわりには、逆にそれが仇となって観ていなかったオリジナル版『インファナル・アフェア』 
なんとなく、オリジナルはもっとジメジメしてるんじゃないかと思っていただけに、想像していたよりは軽かった印象。
(以下、若干ネタに触れてる・・のかな?)

いやー、長かった。
けど、最終局面ではバッタバッタと早いわ激しいわであっという間の出来事に唖然。
「あらら~」と思いつつも、「もう一人いたよなぁ、関係者。」ってところでしっかり”カタ”を付けてくれちゃってw。「そうこなくっちゃね。」と納得しつつほくそ笑んだ私だった。
ディカプリオとデイモンって似てないのだけど、キャップにスタジャンという似たような格好をされると「???」と混乱。暗がりだと顔まで似てくるから、”女医さんは今どっちと一緒なの?”なんて目を擦ってみたり(^^;)

猫かぶり合戦は面白いとは思ったけれど、ハラハラドキドキは無いというか、ピンチと回避の繰り返しのようなスリルを楽しむ作品ではないようだね。あっと驚くどんでん返しもないし、やっぱり根本的にジメジメジワジワな作品に違いないような気がする。
一件落着と考えていいのだろうか?闇は断ち切られた?それともまだまだトカゲの尻尾切りは続く??
ところで女医さんは何の意味があったのだろう? 妊娠で更生なんて甘くは無いだろうと思っていたけど(レオ様の子ってわけでもなさそうだし?) なんかの重要な役どころとして貢献してた??見落とした?? 
やっぱりおろしちゃったんだよね?(いらぬ心配だけはしてみたw)

総評:★★★☆☆++  好き度:★★★☆☆  オススメ度:★★★☆☆

「中国」・・という設定はオリジナルからなのかな? 「24」の影響からも、どうも最近の脅威(エネミー)は「中国」っぽく感じてしまうのよねぇ(^^)

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2007/01/21

仮面ライダーカブト:FINAL

『仮面ライダーカブト』が最終回だった。
主役の”カブト”であり、オレ様”天道総司”には、一年間多いに笑わせてもらった。
ここ数年、平成ライダーの最終回は(内容の)ヒドイ結末が多かったけれど、今回の「カブト」はなかなか見せてくれましたね。
「カブト」は、天道のクールなオレ様キャラであり、熱血加賀美であり、たくさんの変人ライダーが登場し、爺やさんのように脇役でも目が離せないキャラクターも次々と登場してとても愉快な作品だった。「本日の料理」や「おばあちゃんの名言集」など、毎週楽しみとなるような要素がてんこもり。久々にちゃんと観ていた仮面ライダーだった。
夏頃から、天道からクールさが消えて熱血に代わった時期があり、中だるみはしていたけれど、一年通してみれば「合格!」って感じ。結構好きでした(^^)
(お子様番組的子供騙しは考えない)

「他者のために自分を変えられるのが人間だ。自分のために世界を変えるんじゃない、自分が変われば世界が変わるっ。それが天の道!」
なーんてダイレクトにメッセージを伝えてくれた最終回。やるじゃん。

「同じ道を行くのは、ただ”仲間”に過ぎない。別々の道を共にたっていけるのは・・」
「”友達”だ。
(・・だろ?)
「お前は友達なんかじゃない」とずっと加賀美つっぱねていた天道自身の言葉。彼も彼なりに成長したねぇ。ここに戻るとは思ってもいなかった。
うん、合格合格!

両方のセリフは、ご贔屓の何かに通ずるものでもあり、ツイツイそちらの親友二人を彷彿。アッチも別々の道を歩みながらも、みたび敵同士になるようなことがないよう祈りつつ、永遠の親友でいて欲しいなぁ・・・(ああ、脱線。)

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NHK:にんげんドキュメント「対話がアニメを作り出す~監督 神山健治~」

1/19NHK総合にて、にんげんドキュメント「対話がアニメを作り出す~監督 神山健治~」が放送された。神山健治監督といえば、言わずと知れたTVシリーズ『攻殻機動隊』の監督であり、4月からHNK-BS2で放送される『精霊の守り人』の監督でもある。番組は”ドキュメント”であり、『精霊・・』での現場が中心の密着取材ではあったけれど、とにかく”神山健治”で制作されており、NHKらしいつくりで、とても良かった。

”刀の錆びは砥石で落とす、人の錆びは対話で落とす”
神山監督のデスク周辺に貼られた、神山監督自作の標語だそうだ。
「対話」・・・『攻殻』の時から、神山監督作品での”脚本チーム合宿”は有名な話。アニメ界では、多数の脚本家が集合して一つの作品をこなす事は異例だという。そういうことからも神山監督がいかに「対話」を重視しているかが良くわかる。まずは、納得がいくまでトコトン話し合う事からはじめる。違和感があるなら解消するまで話し合う。一つに決める。それが神山流対話のスタイル。
作品としての基本であり、制作上の重要事項の一つが”一貫性”を保つこと。そもそもブレが有っては作品として問題外。「数十万人の視聴者の目」に対して、数人の脚本家であらゆる解釈の可能性を見出す事はとても大変な作業。スケジュール的にも厳しいことだと思う。それでも、想定外はありえんとばかりに視野を広げて死角をなくそうと話し合いを重ね続ける。そんな神山スタイルは、少しのブレも許さないという作品に対する誠実さであり、こだわりを感じさせる。そしてその結果は、既に『攻殻機動隊』で証明されている。全てが賞賛に値する作品に仕上がっている。当然といえば当然。そこまでして創り上げた作品が素晴らしいものにならないはずがない。毎度監督であり、スタッフには敬意を表し絶賛の拍手を贈ることになる。

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2007/01/20

「それでもボクはやってない」みた。

Yattenai 裁判モノの作品は、結構好んでみる。
今回法廷で争われる事件は”痴漢”。「無実」を主張する青年及び弁護側と、「容疑を認めろ」と迫る検察側の真っ向対決。被害者による現行犯逮捕から判決までに約1年。それは「なんで?どうして?そんな馬鹿な!」という驚きの連続。
2時間半を超える作品にもかかわらず、まったく時間が気にならない。被告人の青年として、その家族や友人として、また被害者であり、検察であり、弁護士であり、裁判官として、事件に関わる様々な立場と角度から、「自分なら」と置き換え考えつつ”痴漢事件”を中心に巻き起こった全ての事象を検証をしながら観ていたように思う。
以下、判決を知りたくない人は、ご注意ください。

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2007/01/19

NHK:プロフェッショナル「浦沢直樹」

1/18夜、NHK総合:『プロフェッショナル』にて漫画家:浦沢直樹氏が取り上げられた。
私が浦沢作品を読み始めたのはほんの数年前からで、既に「MONSTER」の単行本が全巻出揃った頃の話。意外に日は浅い。それまでは浦沢直樹の名前すら知らず、アニメ化されていた「YAWARA!」や「マスターキートン」を例えられて「ああ・・」という程度のものだった。会社の先輩に「MONSTER」を勧められて読んだのが切っ掛け。最初の最初は古本屋での立ち読みだったけれど、あっという間にストーリーに引き込まれ、作品にはまるのに時間は掛からなかった。
「MONSTER」は、謎はたくさんあるのだけど犯人は決まっているわけで、ミステリーではない。番組では”サイコスリラー”と紹介されていたけれど、ヒューマン色も強く、人間の裏表であり、特に闇の部分が鋭い観点から描かれ、それでいて人と人との出会いや、ふれ合いの温かさが心に沁みるエピソードが随所に盛り込まれ、作品全体のトーンは全然明るくないのだけど決して暗くはなく、絶妙なバランスで成立している”リアルな魅力”がある作品だと思う。そして、同時進行的に絡みついた謎がほぐされる度に、張り巡らされていた伏線に驚かされ、どこまでも油断ができない面白さが最後の最後まで続く作品だ。

バラバラになったパズルを組上げる、足りないピースを探すというよりは、最初から全部あるんだけど、グチャグチャに絡まり縺れた糸をときほぐすような感じだろうか。浦沢氏の作品は、どれもそんな感じに思う。
「解けそうで解けない謎と、時折タイムリーに繰り出されるセンセーショナルな出来事」
これはある作品での”世間をいつまでも惹きつけ、熱狂させる事件とはどんなものか?”についての答えだけど、確かに頷ける。浦沢氏の作品は正にそういうもの描かれていて、とにかく面白い。読者を魅了し続ける。

番組では、浦沢氏がロック歌手になる夢を持っていたことや、しかし夢破れ漫画家の道を進むことになったこと。それでも”漫画家:浦沢直樹”をずっと支え続けているものが、ロックであり、”ボブ・デュラン”であることなどが語られていてた。
浦沢氏は、ロックに転向したことで、ファンから罵声を浴びせられながらもロックを唄い続けた、”孤高のロッカー、ボブ・デュラン”は、自分のやりたいこと、自分の信じた道を貫き通す勇気を与えてくれたと言っていた。
浦沢氏の見た目・話し方・話された内容から私が受けた印象は、ご本人も言われているとおりで「自信のひと」。けれどそれは「驕り」につながる「自信家」ではなく、いつでも”自分を信じる心を持ってる人”という意味でのこと。進行役の茂木博士も話されていたけれど、天才が才能に胡坐をかくような傲慢な態度がまるで感じられないように思えた。とはいえ自信による”こだわり”は強く感じられるので謙虚さとはまた違い、やはり良い意味で「全てが自信」で落ち着くように思う。確かに、その位の自信がなければ、これだけたくさんの素晴らしいの作品を書き続けることなんて出来ないのかもしれない。と思えた。

浦沢氏曰く、キャラクターの表情が「読者に、どのような感情にも捉えられる画が描けたときが良い出来。成功。」だそうだ。作者の意図はありながら、キャラクターは生きている。生きているばかりに一人歩きし始めたり、読者が妄想を膨らませてしまい、”思い通りにならないと怒り出す”といった弊害も生じてしまっているとのことだが、「これは俺の作品」と、「俺の描いたものが面白くなるのだから、今に見てろよー」と言う、自信に満ちた浦沢氏の表情が、やはり印象深く残っている。なんだかすごい。圧倒的。プロです。
実際、そのとおりだし・・・と、連載の進捗状況はややのんびりながらも、待つだけの価値のある作品を、これからも期待しつつ応援していきたいと、番組を見て改めて思った。

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2007/01/18

華麗なる・・・

ココログメンテナンスは無事に終了したようですが、トラックバックが反映しにくい状態になっているかもしれません(泣) ごめんなさい!

さて、もうちっとも珍しくもなんともないんだろーけど、元日の「ニューイヤー駅伝」でサンプリングしているのをTVで見た時から、「絶対に食べてみよう!」と思ってたのがコレ             Karei
いくらコラボとはいえ、駄洒落もイイトコなこの商品名。けど、どう見てもフツーと変わらないカレーパン。気になるお味は、、、「山崎製パンですからね~」ってことで、想像通り。

TBS開局55周年記念企画として11日から放送中の『華麗なる一族』。
”鉄鋼”とか言われちゃうとさすがに「古っ」って思っちゃう。ナレーションでアレコレと説明しなくちゃならないくらいに馴染みがなくなったのだろうと思えば、より一層に時代の流れを感じてしまう。
まだほんの序章に過ぎなかった第一話。これからだね。原作も読んだことが無いけれど、しっかり最後まで見たいと思う。

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BSジャパン「シネマクラッシュ」より

何気にBSの番組表を見ていたら「アレ?やるじゃん」ということで、連日連夜で観てしまった。どちらも劇場では見逃していた作品で、「そのうちDVDでみよーかなー」と思っていた作品。

(1)『リンダ リンダ リンダ』(1/16放送)
Rinda ブルーハーツとは、なんとも懐かしい!
当時、カラオケで盛り上げるならばコレ!っていうのが「リンダリンダ」であり、「トレイントレイン」だったなぁー。

私の母校の”文化祭”は、模擬店やバントの演奏会があるような学校ではなかったから、「なつかし~」という感じではないのだけど、彼女たちの言動の一つ一つが「ああ、そんな感じ。あんなこともそんなこともあったなー」と、なんともいえないノスタルジックな想いに包まれながらの視聴となった。
特別なことではなくって、普通に、でもちょっと頑張ってる姿が、素直に表現されていたのがいい感じだった。結局ケンカの理由はわからずじまい。でも、「これは私達だけの問題だから(自分たちだけで解決すべきこと)」と周囲の干渉を拒絶する時期というか、なんだかあの頃の気持ちが甦ってきた。雑談途中での意味ありげな視線には、「何よぉー」「何にも言って無いじゃん」なんていう会話もあったあったってね。

ラストの遅刻には、ちょっとだけイライラ。そもそも遅刻に理由は無いも同然。待っていてくれた仲間たちに対する態度がいただけないなぁと。いろいろ大事なのは分るけど、あっさり「ごめん」で終わるのは今風?そーゆー時はもすこし誠実だったよなと思った次第。
それでも・・・やっぱり音楽はいいねー。楽しそうに演奏する彼女たちの姿、会場が一体になっていくにつれて胸に込み上げてくるものがあった。

(2)「イン・ザ・プール」(1/17放送)
Pool 見事なまでにオバカ映画。。。でも、コレだけ徹底されると、もう笑うしかない。
伊良部センセーは本気で馬鹿をやってたのだろうか?でも時々はまとも?なことも言っているわけで、「これでも医者?」でありながら「されど医者」のような人。ちゃんと患者が治癒するんだから面白い。なんだか宇宙人。伊良部センセーは、最初に森本レオ扮する精神科医の言っていた「共有」することの出来る精神科医であり、ある意味では名医なのかもね。(趣味にも思えるけどw)
患者が卒業?すると寂しげな伊良部センセーであり、新しい患者にはにっこりする伊良部センセーが可愛らしく見えた。唯一、文字どおり”髪の毛を逆立てて”、田口クンの元妻に激怒する伊良部先生は素敵にみえた(笑)
そして、「髑髏」はいつでも書けるようになったかも(笑)

オダギリ君はすごいね~、よくぞそこまで!と感心(笑) どの役者さんもハマっていたように思う。


どちらの作品も無料TVでは初登場だったみたい。ラッキーだったなぁ♪

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2007/01/17

「リトル・ミス・サンシャイン」みた。

Little_miss_sunshine_1 口コミでの評判から上映館が拡大していった理由が、観れば分かる作品だね。
確かにR指定にせざる得ないから、どのラインまでオススメして良いのやら困ってしまうけれど(笑)
以下、若干のネタバレあり。

ミスコンに憧れ、ナンバー1を夢見る7歳の少女オリーヴ。その実態はちょっとおデブなメガネちゃん。
起業に於いて「失敗か成功か?」の瀬戸際で生殺状態でずっとイライラの父。
超女好きでヤク中、傲慢で老人ホームすら追い出されてしまう問題児な祖父。
ゲイで、年下の男に振られて自殺未遂。要保護観察なアブナイ精神状態の伯父。
パイロットを目指し、「アカデミーに入学出来るまでは喋らない」と願をかけて9ヶ月間実践中の兄。
そんな家族に囲まれて、やり場のないストレスが溜まる一方の母。

離婚・破産・自殺?!自分勝手でバラバラな家族が、オリーヴの『リトル・ミス・サンシャイン』というミスコン大会への繰り上げ出場を切っ掛けに、小さな古びたバスに全員が乗り込んでハチャメチャアメリカ横断の旅に出ることになったからさぁ大変。祖父の毒舌爆裂で険悪なムードの車中、給油に立ち寄れば車は故障。コンビニでは伯父は古傷をえぐられる出来事に遭遇し、兄は色弱が発覚してパニック。父の仕事は失敗と決定。母とは大げんか。そこに更なる追い打ちが降りかかるわけで・・・・・。よくもまぁ次々に何かが起こること起こること。

旅の途中に大きな何かを失い傷つく者達。彼らは勝ち馬?それとも負け犬??
正気なおじいちゃんの言葉か心にしみる。
「本当の負けは、負けることを怖がって戦うこともを諦めてしまうこと。」

とんだハプニングが家族に絆を取り戻させ、オリーヴの勇気が絆をより深めさせた。
ホロり加減な所に、”おじいちゃんのダンス”は、「こうきたか!」と同時に「だよなぁ~」ってね。既に泣き笑い。痛々しいまでに一生懸命なオリーヴを守るため、舞台で一緒に戦う家族たちの満面の笑顔にはボロボロと涙がこぼれた。
う~ん、よかった!

総評:★★★★☆  好き度:★★★☆☆++  オススメ度:★★★☆☆+

今年も1月は上々の滑り出しだなぁ=。

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1/16-17は「ココログメンテ」です

◇メンテナンス日時
2007年1月16日(火)15:00~1月17日(水)15:00の約24時間
※期間中、トラックバック&コメントの受付ができません。
(閲覧のみ可能)

やり直しメンテのために、また長時間使用禁止状態か。。
WEB案内だけじゃなく、ユーザーに二度のメール予告をするようになっただけ、ニフも少し進歩したか?
しかし、結果が全てだぞー!

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2007/01/15

DVD HOLiC 6巻から。

Holicdvd06 DVD HOLiCから第六巻の感想。
注目すべき?は17話「ジショウ」かな?西尾維新のノベライズ版『アナザーホリックランドルト環エアロゾル』から唯一アニメ化された作品。小説だからセリフが多いの何の。雄弁な侑子さんであり、珍しく四月一日に対しての解説がとても親切になってる、って感じかな。
そんな六巻の収録話は、
第十六話「サイカイ」
第十七話「ジジョウ」
第十八話「ホオズキ」

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2007/01/14

名探偵コナン56巻

Conan56 4ヶ月ぶりの新刊。55巻が9月?そんなに前だったっけ?
キリの良いところで終わっていたから全然気にならなかった(^^)
13日、ふらっと立ち寄ったコンビニに並んでいたので即購入。コミックスなどの単行本は発売日1日遅れが基本という、地方書店の悲しい現実。この手があったのね。

56巻は、アニメになれば『本庁の刑事恋物語-パートX』になるだろう「高木・佐藤の両刑事が活躍する事件」編と、毎度毎度の「少年探偵団、キャンプに行くと事件に遭遇」編と、久しぶりに”黒の組織”絡みであり、”本堂瑛祐”絡みのお話で、ほんのちょっぴり進展が・・。でもそこでおしまい。平次がちょこっとでも登場したのが嬉しいな。
それにしても、今回の事件はどれも簡単だったなぁ。キーアイテムや凶器がコナン君より早く分かったし(笑)

Conan11_1 そうそう、 劇場版第11弾『名探偵コナン紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)』(4/21(土)公開予定)  
※公式サイトはコチラ
劇場でもチラリ予告が始まったし、「新たなるコナンが始まる・・・」
どんな最新作になるのか、今から楽しみ!!
そういえば、しばらくTVでも観てないなーと思ったら、12/4以降はずっとお休みで放送自体がなかったのね。(「迷宮の十字架」はみたけど。録画でw) 
再開すればTVでも劇場予告や情報が入り始めるかな?

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2007/01/13

「ラッキーナンバー7」みた。

Lucky_number_slevin 悪態つきながらも”救世主”の役割を頑張るブルース・ウィリスは好きだし、頭脳戦をこなしちゃうシブメのブルース・ウィリスがなかなかイケテたわけで更に支持率アップした昨年。今作のような、無表情で淡々と仕事をこなす”殺し屋”には「似合うなぁー」と思いつつも、どうせ”ただの殺し屋”じゃないよなーと、簡単に予測がついてしまうのはお約束。ま、ブルース・ウィリスだしね。ウン、なかなか面白かった。
(以下、若干ネタバレ気味?かな??)

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2007/01/12

コードギアス 反逆のルルーシュ(1-12話)に思うこと。

Codegeass 地元では放送されていない『コードギアス 反逆のルルーシュ』。
月1程度に録画してもらったものを纏めて見ている。毎回の濃い内容とスピード感ある展開がとても嬉しい作品。
気がつけば、第1クールもそろそろ終了。ルルーシュの成功と敗退、新たなる組織の発足と活動、そして誤算。幼なじみスザクとの再会と異なる立場による苦悩。C.C.の謎の一部の発覚など、物語も後半へ向けてドンドンと加速してきている。2クールで終了とは勿体無い。(延長と言う噂も・・・?)
内容には、つくづく様々な要素が盛り込まれている作品だと思うわけで、既に半分まで来てしまっている今、雑感でも長文必至。覚悟の上、次にお進み下さいますよう警告いたします(笑)

※現在、手元に録画はなく、しかも一度通しで見た程度なので、的ハズレな解釈があったら失礼を。

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2007/01/10

ネットでランキング

(1)日本インターネット映画大賞
1996年から毎年行われている、”ネットユーザーの投票”で決定される映画大賞。
結構おなじみの映画大賞みたい。アチコチのブログさんで「投票お願い」のコメントが見受けられるし、既に投票済という記事もちょこちょこあるし。(ここも「敬愛なるベートーヴェン」の記事で「お願い」されてしまった・・^^;)
だけど、私はパス。(確か去年も)
まず投票する方法がメンドクサイ。それに、内容も細かくって、ランキング済のようで、実は何もランキングしていない私には今更ながらでちょっとキツイ。だからパス。
興味のある方は、のぞいてみて下さい。昨年までの結果を見るだけでも楽しいかも♪
※注:締め切り間近

(2)ぴあテン'06-'07
こちらは”ぴあ”のオリジナルランキング。映画に限らず”エンタメ”全般が対象。持ち点制ですべてのジャンルに投票する必要は無し。対象作品が一覧になっていて選択出来る。万が一、一覧に無くてもダイレクト入力が可能。投票し、運がよければ”図書カード”があたるかも知れない。
こっちは面白そうだから、やってみた。けど・・選びきれないのは同じだなぁ。
”クラッシック”部門の一覧では、思わず”のだめオーケストラ”を探してしまった。・・・・が、無かった(笑) ダイレクト入力をしようかとも思ったのだけど、実際には「聴いてないし・・」と断念。結局、全部”映画”で埋めてしまった(^^;) 3つで済んだから楽は楽だったけどw
興味ある方は、是非お試しを。

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2007/01/09

京極堂シリーズ:映画化第2弾『魍魎の匣』決定。

毎度お世話になっている姫鷲さんから、『魍魎の匣』が映画化決定との情報をいただきました。京極堂シリーズとしては、『姑獲鳥の夏』に続く第2弾。(京極夏彦作品としては、第3弾)

映画『姑獲鳥の夏』は原作ファンには好評とは言えず、また監督をされた実相寺昭雄氏が昨年なくなられたこともあり、続編は無いだろうと勝手に思い込んでいたところにこの話題。確かに、”続編を作る”という話が今までまったく無かったわけではないけれど、私個人としては「う~む」という感じ。しかも、『姑獲鳥・・』のキャストの中で最も良かった関口巽役の永瀬正敏さんが降板し、椎名桔平さんに交代だなんて・・・。

『姑獲鳥・・』以上にスケールの大きい難解な原作をどのように構成し演出するのか・・・不安。
その大道具や小道具(つまりは”匣”)をいったいどのように表現するのか、恐いものみたさという好奇心はムクムクと湧かないではないが・・・不安。

京極堂の堤真一さん、榎木津探偵の阿部寛さん、木場の旦那の宮迫博之さん、中禅寺敦子の田中麗奈さんは変わらず。宮藤官九郎さんがキャストに加わっているところをみると、イメージ的には伊佐間くん?あ、鳥口君か? 
柚木陽子役に黒木瞳さんの起用は悪くなさそう。ただ、私は木場のこともあったりで、もう少しフェロモン系なイメージを陽子に持ちつつ本を読んでいたような気がするなぁ。・・・人物描写の読み落とし、もしくは誤認識による思い込みかもしれないけどw

2007年中に公開予定とのこと。
映画化にはやや否定的ではあるけれど、観ますよ、もちろん。
ということで、後は見てからナンダカンダ言うことにします(笑)
でも、ひとつだけ。ちゃんと「ほう」と言って欲しい。コレだけは譲れないかなぁ(爆)

※『姑獲鳥の夏』の感想はコチラ
(追記※トリちゃんはマギーさんでしたw・・1/13)

 

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2007/01/08

機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペエディ完結編「自由の代償」、TV視聴直後雑感。

Kiralacuとりあえずはこれで”DESTINYのスペシャルエディション版”もひと段落。スペエディⅣ(完結編)が放送された。スペエディⅢがあのとおりであり、どうにも期待は出来なくなっていたけれど、一応無事に終了。けれど、巷では期待されていた劇場版への伏線的要素は、以前から話題になっていた「白服キラ」以外にはこれといって無かった。映像も既に発表されているモノどまりであり、CMで放送されているものとなんら変わりない。ただ劇場版でキラがザフトに所属していることの説明を、省略するためのものでしかなかったように思われる。(総集編だし、ラストが変わっても困るけど。)
Athkirashin 「白服キラ」ですっかり舞い上がり、アスランが「オーブ服」であることしか目に入らなかった”Gフェスのプロモ”の時は見逃していたけれど、アスランが”一佐”から”准将”へと昇格しているようだ。そしてもうひとつ、ディアッカがアーサーと同じ”副長の制服(黒灰)”に変わっていたのにやっと気がついた(ごめんね、ディアッカ!)。黒服でパイロットは見たことがないような気がするんだけど・・・・もう乗らないのかな??いつも被弾の憂き目にあうし。。。(しかし、赤・緑・黒、どれも似合ってるねw)

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2007/01/07

『すべてがFになる-THE PERFECT INSIDER』/森 博嗣:著

The_perfect_insider_1 時々遊びに来て下さる”A-tenさん”とのやり取りのなかで、だいぶ前に紹介された一冊。。。というか、”森博嗣氏”の話題だったのだけど、「私は知らない、読んだことがない」返したところ、とりあえず「どうです?」と紹介されたのがデヴュー作の「すべてがFになる」だった、ということ。
彼此ずっと読みたい本を山積みにしている状態で、この本も紹介されて速攻手元に仕入れたものの、山の中腹でしばらく待機させていたが、なんとか他の本と同時進行で就寝前にチビチビと読み進み、この正月でやっと読了した。
N大助教授:犀川創平とN大の学生:西之園萌絵の二人が核となり探偵役を務める”推理小説”のジャンル、といって良いと思う。但しやたらと理系な推理モノ。著者の森氏がバリバリの理系学者だからだろう。

※『すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER』は、一応1996年の作品であり(書かれたのは1995年12月)今から10年も前。とはいえ推理モノなので、感想を書くに当たっては核心を突くつもりはないが、それでも若干内容には触れるため(あらすじではない)、もし、これから・・と思っているのだとしたら、ご注意願いたい。

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2007/01/06

「敬愛なるベートヴェン」みた。

Copying_beethoven 愛すべき、偉大なマエストロ・ベートーヴェン!
昨年12月からの順次公開であり、やっと地元公開となった。待ってたよぉ~。”第九”の初演に至るまでが中心の物語であり、出来れば年末のラストを飾りたい作品だったけれど、年明け最初の作品として「ブラボー!」であり、十分満足!。感動!!!
(以下、若干内容に触れます)

アンナとベートヴェンの出会いは、”第九”の初演を4日後に控えた、切羽詰った状態の中だった。この時点でスコアが完成していないって・・・間に合うものなのかしら??(今なら到底ムリだよねぇ)
ベートーヴェンは、最初こそアンナを拒絶するも、その実力を知り、何事にも怯まず媚びない彼女に次第に心を開いて信頼を置くようになる。アンナはアンナで、”女性”だというだけで低評価されてしまう現実に焦りを隠せず、時代遅れの落ちぶれた芸術家とは言われても、ベートーヴェンはベートーヴェン。彼を間近にし、師事できるチャンスだと虎穴に飛び込む覚悟を固める。
二人三脚での『交響曲第九番』初演は素晴らしかった!!
第1楽章の冒頭に始まり、途中第2・3楽章を経て、第4楽章からは数箇所を順に2-3分単位で抜粋。全体では15分くらい?第九にしては一部分でしかないけれど、堪能度は高い。
必死に指揮棒を振るベートーヴェン。フォローのために影で合図を送り続けるアンナ。最近のベートーヴェンを侮っていた聴衆の態度の変化。出番を待つ合唱隊の表情。合唱部への突入で最高潮に達するホール。偉大な叔父と壮大な曲に心が洗われたカールの涙。終演後の大歓声・・・・・
劇中の聴衆と同様に、私も途中から震えが体を襲い、涙が溢だした。とにかく感動!!ベートーヴェンの聴覚を追体験させる憎い演出も含めて、何もかもが素晴らしかった。

第九初演後、アンナとベートーヴェンの絆は一層深まる。時にはベートーヴェンの横暴から、アンナを酷く傷つけたりもするけれど、信頼関係はベートーヴェンの最期まで続くことになる。音楽は”魂”そのものだと彼は言う。ベートーヴェンの卓越した感性を理解できたアンナの審美眼であり才能の賜物かもしれない。
愛すべき偉大なるマエストロは孤高の人。音のない世界に独り、音の湧き上がる世界で暮らしていた。凡人の理解の範疇を超えた天才であり、有り余る才能を表現しきれない難聴が彼をより偏屈にしたのだろうが、敬愛すべき人物だった。飲み屋のオヤジ、アパートのお婆さん、数こそ少なくとも彼の理解者は確かにいた。アンナに看取られた彼の魂は、おそらく幸福に満ち溢れていたに違いない。

多少美化した脚色であったとしても、ベートーヴェン本人を(少しでも)理解出来そうな、気難しいだけのイメージを払拭する素晴らしい作品に仕上がっていたと思う。とにかく良かった!!最高!!

評価:★★★★★  好き度:★★★★★★  オススメ度:★★★★☆
のだめで”ベト7”にハマリ、クラッシックに興味を持った方なら必見でしょう!!

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2007/01/05

「プリズン・ブレイク」開始。

Prison_brake1 お正月特番で深夜に「プリズン・ブレイク」の1話から7話が一挙放送された。首都圏他、全国各地では10月から放送されていたみたいで、見損ねた人対策の総集編という感じか。(地元ではこれがスタートになるようだ)
ドラマのキャッチコピーは、『全米視聴率では「24」を越えた!』(事実なのか、誇張しているのかはわからないけど)

期限が30日というタイムリミットサスペンス。
時間という最大の制約の中で、アレやコレやと次々にジャマが入るというハラハラドキドキの展開が予想されるし、確かに実際そうだった。 とはいえ、とても「24」を超えた!とは思えない。たまたま瞬間視聴率がそうだった。。。というのが真相じゃないかなぁ?? 「24」の”時間”どころか”分”(時には”秒”)単位での”絶体絶命”と比べたら、スピード感が全然違う。たるいわ、とろいわ。

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2007/01/04

じゃすと・IN・たいむ(1/4号・・脳トレ系?2連発)

(1)漢検DSプレゼンツ~都道府県対抗漢字バトル
少し前にここの右サイドバーで飼っている【blogペット】がリニューアルだかバージョンアップし、広告欄がやたらにデッカくなってしまった。最近そこに時々現れるのが
『漢検DSプレゼンツ~都道府県対抗漢字バトル』
平たく言ってしまえば、”ニンテンドーDS”の広告(販促)みたいなものなんだけど、パソコンで”DS体験”だし、ちょっと面白そうだとやってみることにした。
ニックネーム・都道府県・年代を入力し、いざ挑戦!!
全20問。5、6種類の問題が3-4問ずつ出題された。(正確には忘れちゃった)
終了し、しばらく待つと「都道府県ランキング」と「個人成績」が表示される。
<結果>漢字力:2級竹 偏差値:58.0 まずまず(*^-゚)vィェィ♪(詳細はココ) 
都道府県ランキングは現在19位でいまひとつだけど、お土地柄でまずまずかな?
現在の参加者、3万件超。後日にでもランキングの変化をみよーっと。

2)検索トレーニング
こっちは”検索”したら検索結果ページのサイドバーにあったもの。
『検索トレーニング』  ”検索”におけるテクニックの認知度テストのようなもの。
<結果>
あなたの検索力は・・・80点です。 
あなたの検索力は相当なものです。さらに検索テクニックを磨けば鬼に金棒です。


どちらもソコソコの成績で良かった!v(^^)
検索トレーニングの方は、引っ掛けアリでちょっと悔しかったけど、両方ともなかなか楽しかった。気になる方はどーぞお試しアレ!!

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2007/01/03

正月三が日。

バタバタの年末年始もどうやらひと段落。

大晦日から元旦にかけては相棒の実家で年越し。
午後からは、越後一ノ宮:弥彦神社へ初詣に出かける。
天気も上々で、さすがに表道は大渋滞。けれど、相棒は地元っ子でもあり裏道をスイスイ。駐車場までは通常+10分程度で到着。しかし、ここからが長かった=。お参りするまでに小一時間並んだ。(超有名処に比べれば可愛いものかもしれないけど) この神社、境内の社の前に20段くらいの急な階段があり、危険回避のために”段切り”が実施されていた(階段で停止させない)。ほぼ5分毎に進むのだけど、進む時はドッと進むから、チビチビダラダラよりはストレスを感じないで済んだ気がする。
お参りを済ませ、今年もおみくじを引く。「中吉」。
全てにおいて、「今は待ち、しかし、後に必ず来る」という内容だった。しかも、他力本願で成就らしい(笑) 私はせっかちな性質で”思いたったが吉日の即実行”がモットウのような感じなのだけど、”我慢も大切”という戒めかとも思えて少々苦笑い。相棒は「末吉」で、「今は動くな」だったらしい。ということで、しばらくは今の生活が続きそう・・なのかな?(笑)

2日は、朝から恒例の『箱根駅伝(往路)』。今年も筋書きのないドラマに感動。5区はスゴイ!の一言に尽きる!!
夜は、実家にお年始へ。姉家族も揃って新年会。ご贔屓の和食料理屋で『高級お正月懐石』を堪能。「美味でござりまする~~~」
食べ物の好き嫌いが激しい私なのだけど、ここの料理は何故か食べられる。しっかり完食。

久しぶりに会った甥っ子からは、早速「連合VSZAFTⅡは買ったの?」・・おいおい、新年の挨拶はどうした!?(^^;) 更に突然”歴史クイズ”の出題。
「”是非に及ばず”とはどんな意味でしょう? ヒントは織田信長!」
大人6人揃いも揃って無言で回答(^^;) ニュアンスは解かってるけど、簡潔かつ正確に答えなくちゃダメでしょ?どうも上手い言葉が出てこないのよね。なんとか話をそらそうと、「武田信玄といえば??」と逆に質問。しかもお年玉を引き換えに(卑怯者w)。
「ヒント、今年の大河ドラマだよ」
「風林火山!」
ちゃんと正解。けれど、その意味は?と問えば沈黙。最近の子供は”ゲーム”から知識を得ているらしい。それで歴史に興味を持つことは喜ばしいことなのかもしれないけれど、まだまだ表面だけの薄っぺら。甥っ子の次なる質問は坂本竜馬だもんね。
いつしか”是非に及ばず”を思い出され、もうはぐらかしもムリと、「なんていうか、問答無用の事というか、どうしようもないってことでしょ?」と私。一応”オマケ”で正解をいただきました。正解は「仕方が無い、やむを得ない」だそうで(^^;)

3時間ほどの会食も終了し、お開きに。美味しいものを食べてる時って、自然とみんなが笑顔になるのよね。楽しいひとときでした。

3日も、もちろん『箱根駅伝(復路)』から。優勝の行方はもちろんだけど、面白いのが熾烈な”シード権争い”。シード権は半数の上位10校まで。10位と11位の差は、9位と10位以上に重い。。。面白がっちゃ申し訳ないかw

今年は”順天堂大学”が完全制覇!おめでとう!!!
優勝候補だったはずの”亜細亜大学”の底力、見せていただきました!
今年も去年に続いてギリギリでシードから落ちしてしまった”城西大学”ほか、各校には予選で復活されることを期待します!

明日は早速仕事始め。
今年の映画鑑賞は6日からスタート(予定)。
正月特番で貯まりに貯まったTV番組(主に映画)の録画はいつ見るんだろ~(笑) やっと見た「24-Ⅴ」なのに、「プリズン・ブレイク(1-7)」まで録画してしまったしなぁ(汗)
『時間は作るもの』、地道に消化していきましょーかね。

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2007/01/01

A Happy New Year !! 2007

 

             Inosisi元旦。

さて、2007年はどんな1年になるのでしょうか?
やはり、映画やアニメに東奔西走する日々が主流になりそうな気配も。(まずいことだが。。)
果たして、2004-2006年にかけて”愛とお金”を注ぎ込みまくった『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』には幕引が引けるのか否か?2008年になだれ込む可能性も無きにしも非ず、全ては劇場版次第か(^^;)
昨年は『攻殻機動隊』にはじまり『攻殻機動隊』に終わった年でもあった。必然的に『BLOOD+』や『HOLiC』、『シュバリエ』など、他のI.G.作品の魅力にも惹きこまれ、また神山監督つながりから今年は『精霊の守り人』で盛り上がりそう。(タチコマぐっすもどんどん増えていく~) こちらの流れはきっとずっとこのままのような気がする(^^)
それから、私にとって今が旬なのが『蟲師』。実写版の劇場作品も春に公開でとても楽しみ。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』は最終章を控え、『ダイハード』や『スパイダーマン』等のお馴染み作品の続編も目白押し。これじゃぁ、色々な”楽しみ”を指折り数えているうちにあっという間に過ぎていきそうな2007年かもしれないな(笑)

今年も、「まず決める。そして、やりとおす。」の精神でいきたいと思う。
そして、他人に対してはもちろんだけど、”自分自身に対する誠意”を裏切るようなこともないよう、最善をつくそうぞ。

最後に、改めまして、
       皆様、明けましておめでとうございます!
         今年もよろしくお願い致します!!

                        「たいむのひとりごと」 管理人:たいむ

 

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