「父親たちの星条旗」みた。
原題『Flags of Our Fathers』・・・なぜ、星条旗が”複数形”なのか、観ればわかる。その理由には「はぁ?」ではあるが。しかも、その出来事によってドク・アイラ・レイニー3人の半生は大きく変貌し、自分の意思とは無関係に時代に翻弄させられてしまうことになるわけで。。。 (以下ネタバレあり、なのかな?) 写真とは、”真実と事実を写しだしたもの”と思っていたが、真実が事実ではなかったり、真実すら真実ではなかったりもするのだと認識を改める必要を感じた。今回の”星条旗を掲げた写真”は、ヤラセではない”正真正銘の本物”だというのに、見た者の心理(希望や願望等)から、真実でも事実でもない別のモノ(象徴)になってしまった。たった一枚の写真の影響力の凄まじさは侮れない。背筋が寒くなる。
たまたま星条旗を掲げたことで、たまたま生還していたことで、虚空の英雄に仕立て上げられた3人だったが、彼らは”英雄”のまま生涯を終えることはなく、その場限りの、単なる”英雄”という名のプロパガンダの役割を演じさせられただけとなった。その時の”英雄たち”には”英雄”になる以外の選択肢は無かったのだが。 その後の半生は三者三様だった。英雄であることを利用しようとした者、英雄を否定し変れなかった者、英雄の役割を全うすることですべてを封印した者。”英雄”に対するそれぞれの解釈がその後に人生になったように思えた。 そもそも戦争おける”英雄”ってなんだろう?誰のこと? なんだか対象はあっても実体のない、”ブーム”に似ている気がした。 硫黄島での戦いの場面は目を覆いたくなる。姿の見えない敵からの攻撃は恐怖と混乱を引き起こし迷走するアメリカ軍。身を隠す場所すらない海岸では、なす術が無いまま的になるしかないアメリカ兵であり、姑息で残虐非道とも思える戦略を用いる日本軍のように描かれている。更に、日本兵には躊躇する描写がどこにも無い。アメリカ側の一方的な視点でみれば、そうなのだろう。しかし、日本軍にも硫黄島を死守しなければならない理由があるし、兵士には葛藤もある。 ”硫黄島の戦い”は、そんな日本視点から描いた作品も公開予定。(『硫黄島からの手紙』12/9~) アメリカ・日本、それぞれの視点で一対をなす2部作品ということになる。 正義とは、決してひとつではない。そして戦争とは、白黒でも、善悪でも、裏表でもない。そんな2部作品になるのではないかと思う。
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» 父親たちの星条旗 [江戸っ子風情♪の蹴球二日制に映画道楽]
アメリカ
ドラマ&戦争
監督:クリント・イーストウッド
出演:ライアン・フィリップ
ジェシー・ブラッドフォード
アダム・ビーチ
ジョン・ベンジャミン・ヒッキー
太平洋戦争末期、硫黄島に上陸したアメリカ軍は日本軍の予想以...... [続きを読む]
受信: 2006/10/28 23:21
» 『父親たちの星条旗』 [**Sweet Days**]
監督:クリント・イーストウッド CAST:ライアン・フィリップ 他
STORY:太平洋戦争以来、最も多くのアメリカ軍の犠牲者が出ていた硫黄島の戦い。その壮絶な戦いの末、兵士達が摺鉢山に星条旗を掲げる写真が話題になる。そして、その写真に写っている、ジョン・”ドク”・ブラッドリー(ライアン・フィリップ)、アイラ・ヘインズ、レイニー・ギャグノンらは帰国後、英雄としてもてはやされる・・・
硫黄島2部作の第一段。アメリカから見た硫黄島の戦いを描いた作品。
胸にグサッと、ドシッと来ました・・・... [続きを読む]
受信: 2006/10/29 06:42
» 父親たちの星条旗 [ネタバレ映画館]
迫力ある硫黄島上陸シーン。血圧が上がって倒れるかと心配したけど、正常値だったようだ。 [続きを読む]
受信: 2006/10/29 08:56
» 父親たちの星条旗 [花ごよみ]
この映画は二部作のうちの最初の一作目。
アメリカからの視点で描かれている。
次に公開されるのは日本側からの視点で、
タイトルは『硫黄島からの手紙』。
監督はクリント・イーストウッド。
原作は、英雄とされた兵士のうちの一人、
衛生兵ドクの息子によって書かれている、
上陸シーンはまるで
「プライベートライアン」を思い起こします。
硫黄島はアメリカ、日本
どちらにとっても大事な戦略拠点。
日... [続きを読む]
受信: 2006/10/29 09:53
» 父親たちの星条旗 [★試写会中毒★]
満 足 度:★★★★★★★
(★×10=満点)
監 督:クリント・イーストウッド
キャスト:ライアン・フィリップ
ジェシー・ブラッドフォード
アダム・ビーチ
ジェイミー・ベル
バリー・ペッパ... [続きを読む]
受信: 2006/10/29 14:05
» 「父親たちの星条旗」:上野広小路バス停付近の会話 [【映画がはねたら、都バスに乗って】]
{/hiyo_en2/}あのアメリカの旗をデザインした看板は何?
{/kaeru_en4/}アメリカ屋。いろんなアメリカ製品を売ってる。
{/hiyo_en2/}旗とかも売ってるのかしら。
{/kaeru_en4/}硫黄島で最初に立てたほうの旗も売ってたりしてな。
{/kaeru_en4/}まさか。
{/kaeru_en4/}ほんと、「まさか」だよな。あの有名な硫黄島の星条旗の写真に写ってる旗が実は二本目の旗で、一本目の旗は誰かお偉いさ�... [続きを読む]
受信: 2006/10/29 15:50
» 「父親たちの星条旗」試写会レビュー 変えられない歴史 [長江将史〜てれすどん2号 まだ見ぬ未来へ]
言葉が出なくなった。圧倒されたと言っていい。映像、メッセージが計り知れないパワーで襲ってくる。12月公開の「硫黄島からの手紙」も渡辺謙・二宮和成・加瀬亮などがキャストで注目されるが、まずこの映画でこのプロジェクトの完成度をこの作品で理解しておくほうがいいだろう。... [続きを読む]
受信: 2006/10/29 15:56
» ■週末の学び10/27「硫黄島」〜父親たちの星条旗−硫黄島からの手紙〜 [「感動創造カンパニー」城北の部屋!仕事も人生も感動だっ!]
超話題作です!
いよいよ封切りです。 [続きを読む]
受信: 2006/10/29 22:22
» 父親たちの星条旗(20061026) [cococo]
10月28日(土) 明日公開です。是非、ご覧ください。お勧めします。 ご覧にな [続きを読む]
受信: 2006/10/30 18:28
» 「父親たちの星条旗」英雄の存在しない戦争で英雄に祭り上げられた兵士の苦悩 [オールマイティにコメンテート]
「父親たちの星条旗」は太平洋戦争末期の1945年2月の硫黄島攻防戦をアメリカ、日本双方から描かれる事で注目の作品で、第1部はアメリカ側から描かれた作品となっている。攻防戦になると当然攻める側と守る側に分かれるが、今回は攻めて勝利したアメリカ側からみた視線...... [続きを読む]
受信: 2006/10/30 20:46
» 父親たちの星条旗 [Aのムビりまっ!!!(映画って最高☆)]
評価:★9点(満点10点) 2006年 132min
監督:クリント・イーストウッド
主演:ライアン・フィリップ ジェシー・ブラッドフォード
アダム・ビーチ ポール・ウォーカー
...... [続きを読む]
受信: 2006/10/30 21:44
» 父親たちの星条旗 2006-59 [観たよ〜ん〜]
「父親たちの星条旗」を観てきました〜♪
太平洋戦争の末期、硫黄島へ向かうアメリカ海兵隊。5日で終わるはずの戦闘が、攻略するんに5倍以上の日数を要するほどの徹底抵抗にあった。ちょうどアメリカ本国内では、長引く戦争に対する嫌悪感が噴出し始めていた・・・
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受信: 2006/10/31 06:49
» 父親たちの星条旗 [Akira's VOICE]
やりきれない悲しみと苦しさの後ろから,
人を思う気持ちが溢れてくる完成度の高い戦争映画。
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受信: 2006/10/31 11:31
» 「 父親たちの星条旗 / Flags of Our Fathers (2006) 」 [MoonDreamWorks★Fc2]
監督 ・ 製作 : クリント・イーストウッド / 製作 : スティーヴン・スピルバーグ
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受信: 2006/10/31 13:33
» 「父親たちの星条旗」試写会 [Thanksgiving Day]
中野サンプラザで行われた、クリント・イーストウッド監督の映画「父親たちの星条旗」の試写会に行ってきました!!
そうそう、今回は中野サンプラザに入るときのチェックが結構厳重だったんですよ。空港でやるような金属探知器によるボディチェックまでされたので、いけな....... [続きを読む]
受信: 2006/10/31 15:07
» 映画「父親たちの星条旗」 [しょうちゃんの映画ブログ]
2006年60本目の劇場鑑賞です。公開当日レイトショーで観ました。「ミスティック・リバー」「ミリオンダラー・ベイビー」のクリント・イーストウッド監督作品。太平洋戦争で壮絶を極めた硫黄島での戦いを、アメリカ側、日本側それぞれの視点から描く2部作の第1弾。硫黄島の...... [続きを読む]
受信: 2006/10/31 16:44
» 『父親たちの星条旗』 [ねこのひたい〜絵日記室]
今回、旗を立てるのは、硫黄臭漂うハートブレイクリッジか。3度目のオスカーか。
[続きを読む]
受信: 2006/10/31 19:07
» 父親たちの星条旗 [悠雅的生活]
戦争を語るのは、戦争を知らない者たちだ [続きを読む]
受信: 2006/10/31 21:02
» 「父親たちの星条旗」 [しんのすけの イッツマイライフ]
映画のジャンルに、
記録映画とドキュメンタリーと、
フェクションとノンフェクションがあるならば、
この「父親たちの星条旗」は、
限りなく記録映画を見ている気持ちになる、
ドキュメンタリーに見えるノンフェクション映画。
... [続きを読む]
受信: 2006/10/31 23:53
» 映画「父親たちの星条旗」 [ミチの雑記帳]
映画館にて「父親たちの星条旗」
硫黄島二部作の第一弾で、硫黄島の戦いをアメリカ側の視点から描く。
「FLAGS OF OUR FATHERS」という原題の「FLAGS」と複数形になっているところがミソ。ピュリッツァー賞を取った“摺鉢山に星条旗を掲げる米軍兵士たちの写真”に隠された秘話。
凄惨な戦場となった硫黄島。黒い砂浜に続々と降り立つ米兵と、姿を隠しながら迎え撃つ日本兵の激しい戦いを随所にフラッシュバックとして入れなが�... [続きを読む]
受信: 2006/11/01 00:00
» イーストウッドの鎮魂歌〜父親たちの星条旗 [まったりインドア系]
自分の意思とは無関係に戦争の「英雄」として祭り上げられ、時代に翻弄された若者たちの物語である。 「戦争を“知っている”と言うのは、戦場を知らない愚か者だ。本当の軍人は戦争の話は口にしない」という映画冒頭の退役軍人の言葉が重くのしかかる。原作者の父親が生涯家族にさえも戦争体験を一言も語らなかったのは、あまりにも忌まわしく忘れたい記憶であると同時に、体験者以外は絶対に理解できないという諦めもあったのではない... [続きを読む]
受信: 2006/11/01 13:07
» 「父親たちの星条旗」試写会レビュー 変えられない歴史 [長江将史〜てれすどん2号 まだ見ぬ未来へ]
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受信: 2006/11/01 18:36
» 【劇場映画】 父親たちの星条旗 [ナマケモノの穴]
≪ストーリー≫
第二次世界大戦末期、後に硫黄島陥落のモニュメントとなった、“摺鉢山にアメリカ国旗を掲げる5人の海兵隊員と1人の海軍兵士の写真”のエピソードを基に、アメリカ側の視点で描く。その写真は、長引く戦争に疲弊したアメリカ国民の士気を上げるために利用され、6人の兵士はたちまち英雄扱いされた。兵士の中には、自分が祖国で名を成すとは知らずに撮影直後に死んでいった者、生還した者でも、祭り上げられることに関心を抱かず、自分を英雄などとは思わなかった。彼らはただ、名誉とは無縁に戦い、戦死した仲間たちとと... [続きを読む]
受信: 2006/11/01 22:03
» FLAGS OF OUR FATHERS 『父親たちの星条旗』 [銅版画制作の日々]
この一枚の写真が戦争を終わらせた。その真実とは・・・。2006年8月、ひとりの写真家がこの世を去った。ジョー・ローゼンタール、享年94歳。61年前彼が撮影した一枚の写真が、太平洋戦争の運命を変えた・・・・・。
その写真は1945年2月23日、日本の領土である硫黄島で撮影された。そしてこの写真はピュリッツァー賞を獲得記念切手の図柄やポスターにもなり、アメリカ中の雑誌の... [続きを読む]
受信: 2006/11/02 23:27
» 人間の愚かさを痛感する 【父親たちの星条旗】 [犬も歩けばBohにあたる!]
この映画を見るまで、硫黄島のことを全く知りませんでした。 名前ぐらいは聞いたこと [続きを読む]
受信: 2006/11/03 01:06
» 父親たちの星条旗/Flags of Our Fathers [我想一個人映画美的女人blog]
クリントイーストウッド監督×ポールハギス脚本!
と言えば、アカデミー賞作品賞『ミリオンダラー・ベイビー』コンビ。
+スティーヴンスピルバーグが製作に加わって2部作として描いた話題作{/star/}
ということで、意識してなくてもちょっと期待しちゃっていたかもしれない。
イーストウッド、1971年に初監督した『恐怖のメロディ』から、
これで27本目!となる監督作品{/face_sup/}... [続きを読む]
受信: 2006/11/03 14:26
» 【劇場鑑賞120】父親たちの星条旗(FLAGS OF OUR FATHERS) [ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!]
戦争を終わらせた一枚の写真。その真実。
[続きを読む]
受信: 2006/11/03 17:47
» 映画「硫黄島からの手紙」鑑賞券プレゼント! [はがきによる懸賞情報]
懸賞:12月9日公開の映画「硫黄島からの手紙」鑑賞券を50組100名様にプレゼント! [続きを読む]
受信: 2006/11/03 20:09
» 勝っても負けても戦争に英雄などいない!【父親たちの星条旗】(2006年15本目) [ON THE ROAD]
映像技術の進化とともに映画が変わりつつあるような気がする。
いや新しい力が生まれつつあるというべきかも。
この前観た『ワールド・トレードセンタービル』に続き、
今回も観終わった後にそんな印象を受けた。
あらすじなどは、
こちらの『父親たちの星条旗』公式HPや
goo映画の『あらすじと解説』をご参照ください。
この映画には原作がある。
第二次世界大戦の日米の戦い【太平洋戦争】の中で最大の激戦の一つ
硫黄島の攻防... [続きを読む]
受信: 2006/11/05 00:13
» 父親たちの星条旗 [ケントのたそがれ劇場]
★★★☆ 三連休の初日というせいか、588座席を誇る「新宿ミラノ2」が、ほぼ満席状況であった。どうやらクリント・イーストウッド監督は、名監督の仲間入りというか、ブランド名となったようである。 イギオロギー色が強過ぎるためか、物語自体は非常に退屈で、何度... [続きを読む]
受信: 2006/11/05 21:59
» 父親たちの星条旗(2006/アメリカ/クリント・イーストウッド) [CINEMANIAX!]
【新宿ミラノ座】
太平洋戦争末期、硫黄島に上陸したアメリカ軍は日本軍の予想以上の抵抗に苦しめられ、戦闘は長引き、いたずらに死傷者を増やす事態に陥っていた。そんな中、擂鉢山の頂上に星条旗が高らかに翻る。この瞬間を捉えた1枚の写真が銃後のアメリカ国民を熱狂させた。星条旗を掲げる6名の兵士、マイク、フランクリン、ハンク、レイニー、アイラ、ドクは一躍アメリカの英雄となるのだった。しかし、その後祖国に帰還したのはドク(ライアン・フィリップ)、アイラ(アダム・ビーチ)、レイニー(ジェシー・ブラッドフォード... [続きを読む]
受信: 2006/11/06 21:12
» 父親たちの星条旗 [とんとん亭]
「父親たちの星条旗」 2006年米
★★★★★
STORYの構成が素晴らしい! 一切の無駄が無く、かといってちゃんと
丁寧に描いてあると私は思った。
父親たちの・・・・まぁ第二次大戦と言えば 「お祖父さんたち」の
時代ですが。
終戦60年を記念し...... [続きを読む]
受信: 2006/11/06 23:45
» ★「父親たちの星条旗」 [ひらりん的映画ブログ]
クリント・イーストウッド監督の「硫黄島二部作」の第一弾。
日米決戦の激戦地・硫黄島を日米両方から撮るという趣向。
[続きを読む]
受信: 2006/11/07 05:07
» 『父親たちの星条旗』in箕面 [☆えみたんの日記帳☆]
だいぶ書くのが遅れてしまった!! 先週映画「父親たちの星条旗」を観てきたよ♪ ストーリー 太平洋戦争の末期、硫黄島では日米軍による戦闘が開始されようとしていた。 アメリカ軍は当初、5日もあれば硫黄島は落ちると目していたのだが、その予想は外れ、日本軍を相手に..... [続きを読む]
受信: 2006/11/07 07:04
» 父親たちの星条旗 [C'est Joli]
父親たちの星条旗’06:米
◆製作総指揮:ポール・ハギス◆監督・製作:スティーブン・スピルバーグ/クリント・イーストウッド「ミリオンダラー・ベイビー」「ミスティック・リバー」◆出演:ライアン・フィリップ 、ジェシー・ブラッドフォード 、アダム・ビーチ 、ジェイ...... [続きを読む]
受信: 2006/11/08 22:30
» 父親たちの星条旗by高村英次さん [試写室だより ただいま編集中!]
メールマガジン「試写室だより封切はこれからだ!」最新号(第七号)から、『父親たちの星条旗』のコメントを続けます。札幌の映画ライター高村英次さんは、裏ベストにご選出でした。当然ベストに入れるべきですが、公開中なので裏ベストに。複雑な原作をさらに複雑にした...... [続きを読む]
受信: 2006/11/10 14:44
» 父親たちの星条旗 [k.onoderaの日記]
硫黄島にジョン・ウェインはいなかった…
というお話。
観終わってしみじみ考えると、やはりひたすらにイーストウッドらしい戦争映画だった。
『... [続きを読む]
受信: 2006/11/10 20:32
» 「父親たちの星条旗」 必要が英雄を作る [はらやんの映画徒然草]
イーストウッド監督の硫黄島二部作の第一作です。 「必要が”英雄”を作るのだ」とい [続きを読む]
受信: 2006/11/13 23:04
» ■〔映画鑑賞メモVol.14〕『父親たちの星条旗』(2006/イーストウッド)& more... [太陽がくれた季節]
1.『サラバンド』(2003/ベルイマン)鑑賞プチ・メモ≪→こちら≫
2.『父親たちの星条旗』(2006/イーストウッド)鑑賞メモ≪→こちら≫
3.『百年恋歌』(2005/ホウ・シャオシェン)鑑賞前メモ≪→こちら≫
おはようございます、ダーリン/Oh-Wellです。
11月4日の朝を迎えました。^^
11月3日の「文化の日」を含むこの3連休、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
さて、この3連休を使って、紅葉見物〔◆全国紅葉名所カタログ2006~Walkerplus〕に出かけら... [続きを読む]
受信: 2006/11/15 20:11
» 「父親たちの星条旗」 [ば○こう○ちの納得いかないコーナー]
*****************************
太平洋戦争の末期、アメリカ軍は日本攻略の為に、首都・東京から南に約1,200km離れた或る島の制圧が不可欠との結論に達する。東西8km、南北4kmのこの島は、到る所で地熱が発生し、温泉も湧き出す火山島で、硫黄島と呼ばれていた。
当時のアメリカ軍は連日マリアナ諸島から爆撃機を発進させ、日本本土への攻撃を行っていたのだが、その経路に在り日本の領土で在った硫黄島はアメリカ軍の襲撃を本土に�... [続きを読む]
受信: 2006/11/19 02:31
» 父親たちの星条旗 [ももママの心のblog]
第二次世界大戦で硫黄島での戦いは、壮絶だった。その戦いをアメリカ側と日本側からそれぞれ描く2部作のうちの1作。アメリカ側から見た硫黄島の戦いは・・・。 [続きを読む]
受信: 2006/11/21 11:37
» 父親たちの星条旗 (Flags Of Our Fathers) [Subterranean サブタレイニアン]
監督 クリント・イーストウッド 主演 ライアン・フィリップ 2006年 アメリカ映画 132分 戦争 採点★★★ 「コイツは、白いのも、黒いのも、黄色いのも、茶色いのも大嫌いなんだよ」 『ダーティ・ハリー』でハリーについて語られる言葉だが、イーストウッドその人を顕実に物..... [続きを読む]
受信: 2006/11/21 13:44
コメント
こんばんは♪
3人の英雄に対する捉えかたが違いその後の人生に
それぞれ反映されててオモシロかったと言うか何と
言うか・・・
写真1枚で世論を動かせるってぇのも更に興味深か
ったです♪ (゚▽゚)v
投稿: 風情♪ | 2006/10/28 23:25
■風情♪さん、こんにちは♪♪
英雄を扱っているのに、英雄伝ではない、英雄の真の姿でしたね。
笑う、という意味ではなく、確かに面白く興味深鋳物でした。
写真は恐いですね。
見る人の心で変化しますしね。当たり前の事ながら改めて痛感しました。
投稿: たいむ(管理人) | 2006/10/29 09:45
好きなんですよ、こういうタッチの映画。「ミリオンダラー・ベイビー」は、あまりにも重すぎてDVDを買って、もう一度観たい…とは思えなかったんですが、劇場では2回観ました。この映画も、もう一度観る予定です。28歳と22歳の息子がいると、彼らと同じくらいの年齢の兵士たちが、他人に思えないんですよ。(すっかり、おばさんだ)
こちらの映画では、敵として出てくる日本兵だって、若い兵士はいたはずで、飲まず食わずで、命がけで「人殺し」をしなくちゃいけないなんて、そんなことをさせる国家って、いったいどうなってるんだって思います。「ヒーロー」も需要と供給。二十歳そこそこの彼らを「戦争」ばかりか、プロパガンダや金集めの道具にしてしまう「大人(?)」は、命もかけないし、傷つくこともないんですよね? たまらない!
投稿: あかん隊 | 2006/10/30 18:35
■あかん隊さん、こんばんは♪
日米の視点どころか、文化や貧富(というのかな?)の差が歴然としているところなど、様々な面を見せ付けられた感じです。
私も、(予告からして)「ミリオン・・」のようにずっしりだったらどうしよう・・と思っていましたが、意外と優しいタッチのつくりだったので、じっくり観ることが出来ました。
平気で人殺しをさせるわ、連れて来ておきながら見捨てるわ、護るべき”国家”とは本当になんなのでしょうね。わけわかんないですよ。
「旗」を欲しかるアヤツには虫唾が走りました。実在・・なのでしょうか?
「硫黄島・・」は判りすぎて大泣きしそうです。
2部作ということですが、こちらはアメリカで公開したのでしょうか?
公開順は逆なのかな?・・とふと思った次第です。
投稿: たいむ(管理人) | 2006/10/30 20:12
たいむさん、こんばんは♪
そうそう、ヒーローを作り出すのもブームを作り出すのも似てますよね。
必ず望む人がいて、仕掛ける人がいて、乗っちゃう人がいる。
しかも使い捨てだし。
彼らは茶番だと知っていてもそれに付き合うほかは無かったんですよね。
三人のその後にそれぞれの考え方が現われているのも興味深いことです。
投稿: ミチ | 2006/11/01 00:06
■ミチさん、こんばんは♪
茶番だと知りながらも、必要と感じたからツアーに参加したのだと、彼らの行動には理解できますよね。
それを黒い思惑でしかける上に対しては理解できませんが。
3者3様のその後と考え方は、そのまま志願前の3人そのままだったのではないだろうかと、今になって思ってます。
投稿: たいむ(管理人) | 2006/11/01 18:33
>正義とは、決してひとつではない。
正義ってあるんでしょうか?
そもそも、正義って、なに?
正義といえば、先日「通話0円」をぶちあげた孫正義さんが、構成取引委員会から叩かれてたところをみると、現代日本では正義と公正では公正が勝つようです(笑)。
てなわけで、TB&コメントありがとうございました。
投稿: にら | 2006/11/02 00:02
■にらさん、こんばんは~♪
正義はですね、たくさんありますよ~。しかもそこかしこに。
「我こそ正義!」と言うだけでいいのですから(笑)
タダほど怪しいものはないっすね。
正義の味方は正義ではなかったようです。
本日の前面広告、読む気しねぇ~
ということで、コメントありがとうございました。
投稿: たいむ(管理人) | 2006/11/02 18:47
こんにちはケントです。TBお邪魔します。
この映画は、テーマとしては素晴らしいし、二部作として日米それぞれの言い分を、公平に描こうとしている姿勢はりっぱだと思いました。ただレベルの低い自分には、いまいちドラマ性が感じられず、感情移入出来なかったのが残念です。
投稿: ケント | 2006/11/05 21:59
■ケントさん、こんばんは♪
双方の言い分を知らないままの批評はありえませんから、よくぞ両視点からの2部作を!と思ってます。
所詮人の作った映画ですし、好き好きはあるでしょう。
人それぞれですし、レベルとは無関係だと思いますよ~
投稿: たいむ(管理人) | 2006/11/06 18:08