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2006/09/03

『アップルシード』/士郎正宗

Appleseed1_1 ひょんなことから、漫画本『アップルシード』を読むこととなった。
ある日突然「どうぞご自由にお試しください」とまるで試供品のように気軽に渡された。(しかも、お試し期間は無期限だしw)
今年の私は『攻殻機動隊』から始まり、未だに没頭中。そのくらいハマった作品となった。同じ原作者/士郎正宗及び”SEED”つながりから、なんだかそういうことになった。
『攻殻機動隊』のDVDはほぼ鑑賞済(official系は除く)。漫画本も1、1.5、2巻、全てを速攻で購入。いやはや、とにかく難解で一度読んだだけではとても理解不能。また原作者による膨大な欄外への書き込み(補足説明、余談ほか)が凄まじい。
『これは同時に読むべきか?否か?』
注意書きにて「ストーリーの流れを止めてしまう恐れがあるから書き込みは別で」、というアドバイスは書かれていた。しかし補足などの注釈の場合は読まないと余計に意味不明だったり、読むことで納得できたりと、なかなか判断がね(笑)
結局私は1ページ単位で全部を読み進んでいくことにした。(良し悪しは別)
話は反れたが『アップルシード』もまたしかり、ということ。(書き込みも、内容の難解さも『攻殻機動隊』ほどではないにせよ)

こうして記事を書いて感想を語ろうとしているかに思うかもしれないが、実は奥に踏み込んだ感想を書くことは差し控えるつもりでいる。正直言って咀嚼し切れていないから。漠然と理解はできているとは思う。考えさせられる部分もたくさんあるし、ムムムと感じる部分もある。自分なりに結論めいた考えもある。しかしそれを発表できるほどの域には達してないかなぁと思うから。(一度や二度じゃダメなんだ、きっと)

とりあえず漫画を読みおえたから、劇場版DVDも鑑賞してみることにした。

Appleseeddvd_1  『APPLESEED』(2004作品) フル3DCGアニメーション作品。
同じくフル3DCGアニメで最近観ていたものは『機動戦士ガンダムMSイグルー』シリーズ。これらとはまた随分と趣が違う。
3DCGなだけあって、”メカ物”の迫力はどちらも抜群。(重力圏か宇宙空間かで”重量感”は違ったけど)
大きく違うのは人物。『APPLESEED』はアニメ的2Dに近い。『イグルー』はよりリアルっぽいけど、そこが微妙に気持ち悪くもある。紙一重のラインでギリギリ。
3DCGの世界が「ここまできたか!」であり、「まだまだだね」でもあるって事なのだろう。

本編としての最大の魅力はやっぱり”アクション”になってしまいそう。
漫画ではコマ送りでしか描くことができない限界をあっさりとクリアしてしまうのが動画。アニメーション。視る者が受け取る質感であり、スピード感であり、迫力は比べようもない。そこに効果音であり、BGMが加わることで臨場感がさらにアップする。
「スゴイ」としか言いようがない。

しかし、ストーリーはというと、どうしたって原作の世界観の奥深さを表現しきれない。時間的な制約などによる圧縮、縮小、設定変更etc...。この作品の場合は恋愛要素を色濃くすることで無難に纏められていたとは思う。
原作でもデュナンとブリアレオスの絆はよく描かれており(いつも一緒の仲良しさん)、悪くはないが、引き裂かれた恋人同士という設定に変更され、お涙頂戴になった。苦難を乗越え・・・ラストは美しく、という感じ。
原作のあの場面、この場面をつまみ食い的に盛り込んでいたりもする。
しかし、「青いぜ!」に対してブリアレオスがデュナンを諌めるところは結構気に入っていた場面であっただけに、原作と劇場版での二人の置かれた立場の違いによって、同じでも印象が大きく変わってしまったのがなんとも残念だった。
やはり絶賛、というわけにはいかないようだ。

漫画本を読んでから観たということで、簡単に纏められた世界観からおさらいができたような気はする。けど、どーなんだろう?逆の意味では、もし読んでいなかったらわかるだろうか?という感じでもある。なんにせよ、やっぱりまだまだ読み込みが甘いとは思った。士郎さんの作品は、読めば読むほど味が出る、そんな作品ばかりだ。(好きだけど、こういうの。)

そういえば、漫画とアニメで大きく違うことが”動き”のほかに”色”というものがあった。
白黒が極彩色に変わってもさほどの違和感はないが、ひとつだけ。”ギュゲス”
「あんなにハデだったんだ・・・」 と信号色に意表を突かれた私だった。

最後に、”ブリアレオス”って、初めてみたのにどっか見たことがある感じだった。いわゆる既視感のようなもの。土曜日に放送中の”機動警察パトレイバー”を観てハットした。なんか”アルフォンス”に似ている気がするんだけど。(大きさはともかく見た目見た目)
そして、ギュゲス以下、”ランドメイド”っ”攻殻機動隊”での陸自(海自)の”アームスーツ”っぽいね。(作者が一緒だし普通のことなんだろうケド、ちょっと楽しい)

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コメント

読破お疲れさま。
>正直言って咀嚼し切れていないから。正直言って咀嚼し切れていないから。
そうなんだよね~。何度読んでも読み切れない感じ。未完だから特にね。
実はそちらに送ってない短編が収録された資料集(単行本よりちょいデカ目)が2冊あるのです。次の便で送りますね~。

それにしても、タダでさえ登場人物が多いのに、装甲服やランドメイド着込んだら、ますます見分けがつかないよ~

良い意味で依存しあってる原作の二人の関係がすごく好き。

>”攻殻機動隊”での陸自(海自)のアームスーツ”っぽいね。(作者が一緒だし普通のことなんだろうケド、ちょっと楽しい)

SACはAPPLESEEDの設定を大いに引っ張り出してますよね。ワイン話の時の時間稼ぎ用偽爆弾、まさかソーカクのあんな愉快なシーンが元ネタだったなんて・・・

投稿: Moko | 2006/09/03 22:53

■Mokoさん、ありがとう♪
アレコレ同時進行だけど、再読に入ってます。でも、それでも咀嚼し切れないよね。なんでここまでにしますw

>次の便で送りますね~。
あへあへ、まだあるんですねぇ。
楽しみではありますが、次の機会でかまいませんからぁー。

>タダでさえ登場人物が多いのに
そうなのよぉ~。おまけに二重スパイだのなんだのと、敵なんだか味方なんだか、おぃおぃって(^^:)

>ソーカクのあんな愉快なシーンが元ネタ
やっぱりそーなんだ!
「カチッ」とかいっちゃってさ、これってあれだよなぁって。こっちのはオチが良かった!
ソーカクっていいキャラだよね。
デュナンの仕返しもGOOD!(笑)

投稿: たいむ(管理人) | 2006/09/04 18:18

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