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2006/09/15

『風人物語』から。

Windy06_1 手を延ばしケータイを遠くにかざしながら液晶画面で被写体を追う姿がすっかりお馴染みになった。これって老眼になった年配者がピントを合わせるためモノを遠くにかざしている姿に似てるなぁーと思ってしまうのは私だけ? そんな姿がどことなく滑稽に感じてしまうのは、自分の事を完全に棚に上げてるから(笑)

デジカメ部のナオちゃんが、片目をつぶってカメラのファインダーを覗き込む姿をみて、なんだか時代の流れを感じた。(でもナオちゃんのデジカメは時代遅れ?あのクラスのデジカメでファインダー付の商品ってあるのかな?今やほとんどが液晶大画面じゃない?w)

9日(土)、NHKBS2で放送されていた『風人物語』が最終回だった。全13話。地味ではあるけれど監修:押井守、制作:Production I.Gの作品。好みの作品だっただけに13話しかないのがとても残念。
作画も背景(美術)も独特の雰囲気を持った作品。”貼り絵”のようなイメージであり、丸みが少ない。舞い散る花びらは紙吹雪のように四角く、雨は紙テープのに太い。それでも花びらだと思うし、雨だと思う。一見抽象的でありながらも意味不明にならずに、それどころか逆に強調されて印象に残るところがスゴイ。キャラクターも線が太かったり細かったり、どっかいびつなのだけど、かえってそこが魅力的。「こういうカタチもありなんだなぁー」と毎回毎回表現方法にしみじみ感じ入っていた。

01c033すべては” 空を飛ぶネコ”との出会いからはじまった。
どんなネコも風を操って悠然と自由に空を舞うことができた。実は風さえ操れるようになれば、例えそれが人間でも持てる能力だった。(人間浮く程度が精一杯だけど)。物語は「風使い」としての能力を開花させたナオと仲間達の話ではあるけれど、超能力な話ではなく、等身大の中学生としての喜怒哀楽、新しい出会い、様々な人とのふれあいの中での生まれた感慨やそこから生じた変化みたいなものなどがしっとりと描かれていた。

03c027_1 私のお気に入りは、まず第3話『ランニング・ガール』
コンクールに出品する写真のテーマは「走る」。
風を纏って生き生きと走る長距離ランナー温子と、風を感じる温子の最高な瞬間をフレームに収めようと懸命に伴走するナオとミキ。そんな二人の真剣な”走る”姿をそれ以上に捉えていた犬を連れた婦人。目標に向かって精一杯にガンバル姿とそれを理解する者たちの連鎖。「そうだよねぇ」と納得し胸にグッとくるお話。
6話「缶けり」もいい。子供の何でもアリ加減と、落ち込み~転換への移行の速さを思い出して笑っちゃう。懐かしい感じ。
12話「桜のころ」もとても印象的なのだけど、少し腑に落ちない点がある。~枕草子~
「春はあけぼの。やうやうしろくなりゆく山ぎは、少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。」私はこう習ったしこう覚えていた。しかし、ナオちゃんは「・・ようようしろくなりゆく、山ぎはすこしあかりて、・・」と区切っていた。解せない。違和感。口語訳ならば確かに「山際が少し明るくなって」とするからそれでいいのだろうケド・・古文ってリズムが大切だと思っていたからなぁ(暗記するにあたってw)。これも時代の流れ?今はこう教えているのかな?

もともと「風人物語」は2004年の作品。DVD6巻(最終巻)は9/22の発売。もうすぐだ。10話のTV放送時、はるか上空での雷雨によって半分砂嵐・・という衛星放送的不可抗力な中断に見舞われたことがあった。全巻そろったらそのリベンジもかねて、是非DVDにておさらいしたいと思う。NHKだしね、教育テレビでいつか再放送もあるといいな。

※公式サイトは こちら © 2004風人物語製作委員会

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