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2006/09/22

DVD HOLiC 2巻から。

20日にDVD『×××HOLiC第三巻』が到着した。もちろんサントラCD付のほうね(笑)
当然のようにサントラCD付の方が若干お値段がはるのだけど、サントラCDとして別売りだった場合に比べれば安価なのかもしれない。
お馴染みのBGMが17曲ほど収録。サントラなだけにやや短いけれど本格的であり、幻想的なHOLiCワールドにどっぷりと浸れる。
二巻の特典CDの様な「なーんだ」はない(笑)。お買い得なこと請け合い。
(初回限定版がサントラ付きのみというのだとすれば、あこぎな商売だよなぁ~って思わなくはないけど)

さてと、三巻が届いてしまったとはいえ、まだ二巻について全然触れていないので、まずそちらから先に・・と思う。

特に、六話「タンデキ」について。
この話は見ている方も身につまされそうになるストーリー。
後に十七話「シジョウ」(アナザーホリックランドルト環エアロゾル版より)で更に補完されるのだけど、我が身に置き換えて考えるとカナリ痛い話。
”対価”
しかも自分の自分における「対価」について。義務であって権利であって、他の誰を欺くことができても、自分自身に嘘を付くこと、偽ることはできないということ。自分の行いの全ては、”自分”というモノが必ず目撃し、認知しているということ。

「タンデキ」は原作第1巻にあるもので、ほとんど同じように描かれている。パソコン依存症をなんとか治したい、というハナハナちゃんのお話。
「パソコンを止めたい」と口では言っておきながら、「ちょっとだけ」と舌の音も乾かないうちに手を出してしまうハナハナちゃん。

『何かを”ヤメ”るのも”ヤ”るのも、何かを成し遂げるという意味では同じなの。必要なのは行動と誠意。』
アタタタタ・・・侑子さんの言葉、痛っ!まったくもってその通り。決断とは、そこに”選択肢”が必ずあるものだと改めて思った次第。
”行動と誠意”
決断するという事は、自分と”契約を交す”ようなもの。マモル・マモラナイ、ヤル・ヤラナイは自分の行動如何。とった行動は自分との契約に対して誠意あるものか否か。全て自分内の出来事。そこに他人が介入することはない。決断とは、リスクに対する責任も含めて”本当の覚悟”を持てたときに出来るものであり、責任転嫁を考えている者の言葉に”決断”はない。(それは単なる意志薄弱の甘ったれ、ということなのだけど、そんなレッテルは貼られたくないものだ。)
止めて得られるもの、止められなくて無くすもの。どちらも自分内部の対価交換だということ。

”対価”とは、与えられたものには須らくそれに見合うだけの代償、代価が必要だということであり、与えすぎてもいけないし、奪いすぎてもいけない。過不足なく対等に、均等でなければならないものらしい。簡単に言えば、”お金”がその代表的なモノと考えれば分かりやすい。モノを買う場合には値段の分だけお金を支払う。いわばそれに見合った対価交換しているワケ。
しかしそのお金を手に入れる為には、それだけの労働力を提供するという事が一般的であり、労働力もまた対価。
例えばクイズの懸賞に応募し、賞金や賞品を獲得するというのも一種の対価の交換。
作品を創作し、評価として与えられた知名度ある賞もまた正当な対価交換と言えよう。
「無償の愛」などという言葉もあるけれど、そこにも必ず何らかの形での対価交換がなされているはず。「笑顔を見られるだけでいい」、笑顔もりっぱな対価だ。

そう思えば、世の中の全てが”対価交換”によって成り立っていると思えてくる。暗黙の了解に近いそれらによって、知らず知らずに世界の均衡は守られているのかもしれない。
その微妙なバランスを崩してしまった時、そこに関わったヒトには対価分のツケが回る。簡単な例をあげれば「ダイエット(食事制限)」とか。
「間食は絶対にしない」と決めながら、「チョコレート一粒なら・・」と自分との約束を破った時、当然のように痩せないし、逆に太るなどの副作用も起こりかねない。単なるダイエットならまだしも、もし糖尿病だったら?失明するかもしれない、死に至るかもしれない。・・・大げさに言えばそういうこと。怖い話だ。

Tandeki 「夫に言われたから」「子供が寂しがるから」と他人を引き合いに出していたハナハナちゃん。とりあえず対価を支払い侑子さんに助けを求めたけれど、その後はどうなっただろうか?
助け、すなわち”斬鉄剣”でパソコンを真っ二つ!!
侑子さんってばサイコーにカッコイイよ!

どんなことであれ、何か貫き通すための努力は、自分に対してとても誠実な行動だ。また、途中で続行不可能と判断することも、”投げ出す”といえば聞こえは悪いけれど、ズルズルといい加減な言い訳をしながら中途半端を続けるよりは、ずっと自分に誠実であろうとすることではないだろうか。当然両方に良くも悪くも対価はついてまわるのだけど、どんな形で対価交換をするのか。・・・それを決めるのもまた自分でしかないということだね。

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コメント

こんばんは〜。
「きんどーちゃん」のお話ですよね(笑)
自分が変わろうと思わない限り、そうしたいと思わない限り、変えられませんからね(^^)
ちょうどまたね、寝る前に読んでいる本(今回は森博嗣の7,8年前の小説だけど)に「交換」が出てきましたよ〜。
「リスクとプロフィットの交換」、子供の悪戯でも、大人の仕事でも、殺人でも、戦争でも、危険と利益を交換しているってな感じの会話が出てきました。
ネットにはまる楽しさと家庭崩壊などのリスクとを交換していることに、ハナハナさんが気づいてたかどうかがちょっとあいまいでしたね。最後に子供椅子がなくなって初めて気づいたってこのなのかな?
なぜか、侑子さんが対価をせしめるとき、タダほど高いモノはないって雰囲気がいつもするんですよね(爆)

投稿: A-ten | 2006/09/26 22:39

■A-tenさん、こんばんはぁ=♪
ええ!HN「きんどーちゃん」の回です。
DVD2の4・5・6で言えば5話「シリトリ」がのほほーんとして一番好きだし、4話「ウラナイ」もじわーっといい感じですよね。
でも語るなら、これだわ(笑)

>危険と利益を交換しているってな感じの会話が出てきました。
なるほど、「虎穴にいらずんば虎児を得ず」であり、「命懸け」なんていうのも全て当てはまることだし、対価交換によって均衡が保たれている、というのも満更じゃないってことですよね。
森博嗣の本は読んだことがないけれど、ちょっと興味が湧きますね。
そーゆーことを考えている人は、みんな同じ(近い)結論に至るのかもしれません。

ハナハナちゃんはねぇ・・・意思弱そうだし(笑)
おっしゃるとおり、イスに気がつくまで自覚なさそうでしたね。

>タダほど高いモノはないって雰囲気
そうなのよね!
タダというものの恐さをドロドロに粘っこく表現してる感じで、危険信号点滅してるよ、おい!って(笑)
侑子さんがタダで何かを与えた時って、必ずその人自身の行動で破滅しちゃうのよねぇ・・・( ▽|||)サー
2話「ギョゲン」の彼女。原作はもっと悲惨だったし。

投稿: たいむ(管理人) | 2006/09/27 22:02

>森博嗣の本は読んだことがないけれど
そうなんですか。面白いですよ(^^)
かれこれ7,8年前、ミステリー小説などほとんど読んだことが無くて、近くにいた本好き2人におすすめを聞いたのが最初でした。
そのとき、二人とも京極夏彦と森博嗣をあげて、ミステリー界人気の2大巨塔という評価で推薦してくれました。どちらもミステリーのスタイルをとりつつ、独自の世界を展開しているって説明してくれました。なぜか京極のほうが私向きと、二人ともに言われましたけどね(笑)
それで、最初に京極夏彦のほうから読み始め、森博嗣も買いつつ、両者の執筆ペースがぜんぜんちがうので、森博嗣のほうが、あれよあれよと作品数が増えて追いつかなくなったまま。それで最近また続きを読んでます(^^)

投稿: A-ten | 2006/09/28 18:55

■A-tenさん、ども♪
>面白いですよ(^^)
おお、そうーなんですか?
自分では開拓することもあまり無くって、かといって本を勧めてくれるような本好き友人居ないんですよ。
偶然(必然かもしれないけどw)見つけてはまり込むか、新聞とかのオススメを参考にすることはあるかな?ってくらい。

A-tenさんの御用達ならチャレンジしようかな?
私向き?(笑)と思われそうなモノを2・3点、是非是非ご紹介ください!!
※ただし今は京極週間(月間?)なので、だいぶ先になりそうですけどw
また、積んである本をやっと3冊にまで減らしたのに、そこに3冊追加してしまったばかりで(汗)
順番はその時の気分で割り込みありw

投稿: たいむ(管理人) | 2006/09/28 19:15

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