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2006/06/23

武士道(葉隠編)とSEEDワールド

既に週遅れになりそうだけど、6/17の朝日新聞「be on Sataurday b-usiness」
”be-Report”のコーナーで、「武士道」で経済を救う というものがあった。
「拝金主義の世相を憂える人々がすがる武士道」という記事がなかなか面白かった。

「武士道にならった愛社精神とは、自己犠牲を強いるものではありません。すべてが自発的なのです。いまの自分には何ができるのか。何がしたいのか常に考えましょう」

営業部門の社員研修での言葉だそうな。このような新渡戸稲造の「武士道」や佐賀藩士山本常朝の口伝「葉隠」にあるような、武士道の真髄を平易に噛み砕いたフレーズが、随所に散りばめられている研修会らしい。こんな研修ならなんだかちょっと受けてみたい感じ。(今のところ営業職に就くつもりはないのだけど、基本だしね)
欄外に新渡戸稲造の「武士道」執筆の切っ掛けがベルギーの法学者に「日本には宗教教育がない。それではどうやって善悪の区別を教えるのだ」と驚かれたから、と書かれていた。それで「武士道」になる日本ってなんだかすごい。
それはともかく、このレポートだけでも結構「ふむふむ・・」と思うことがあるから、興味をもたれた方はまず全文一読を。
藤原正彦さんのベストセラー「国家の品格」(未読)でも武士道精神の復活が提唱されているとか。今「武士道」って流行ものなのかな?

(以下余談)

さてと、
タイトルでの「・・・とSEEDワールド」の理由。
研修での言葉もどこか引っかかりを感じた私。今は”SEED枯渇状態”によって、なんでも”SEED”に引っ掛けてしまうこの頃の私ならではかもしれないけど、『葉隠編』の言葉と解説に”SEEDワールド”を見た!

死狂い:正気でいては大仕事を達成できない。死に物狂いあるのみ。忠孝も自然にそこに宿る。・・・「種割れ?」
大高慢:武士たるものは武勇のうえでは「我こそ日本一」と高慢であれ。・・・「キラ?」
大行は細勤をかえりみず:大事業をするには、わずかな欠点など気にしないことだ。遮ニ無ニの忠節さえあればよい・・・「カガリ?オーブ軍?」
知非便捨:聖とをヒジリと読むのは非を知るという意味。己の非を知れば、たちまち捨てるべきである・・・「アスラン?」
そして、
唯今がその時、その時が唯今なり:「いざ」というときと平常とは同じ。別々に考えるから「いざ」というときに間に合わない。
実はこの言葉が一番印象的。「買っちゃえ♪買っちゃえ♪」「欲しいときが買い時!」、とここにつながるかなぁーと思ったりして。”SEEDワールド”でもそれは違うだろ~と自らツッコミ入れなくてはならないのだけど(爆) もう病気だな・・

<三島由紀夫「葉隠入門」(新潮文庫)参考>

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コメント

「国家の品格」読みましたよ。
ブログにも感想、書いたけれど・・・。
今こそ必要なのは『武士道』。
卑怯なことをしない精神は必要だと・・・。

たいむさん、解り易い発想の転換ですね。(笑)
おかげで難しい言葉も簡単に飲み込めました。
<(_ _*)> アリガトォ

投稿: Brian | 2006/06/24 05:48

■Brianさん、まいどです♪
>ブログにも感想、書いたけれど・・・。
知ってましたよ=。
レポートに国家・・についての記載があったので、Brianさんほか国家・・を読まれている方がたくさんいらしたし書き加えました(笑)

>解り易い発想の転換ですね。(笑)
SEEDを知らない方にはなんの例えにもなりませんが(笑)
でも最後はいいでしょ?(爆)

投稿: たいむ(管理人) | 2006/06/24 09:01

>でも最後はいいでしょ?(爆)
はい!Very! (* ̄▽ ̄)db( ̄▽ ̄*) Good!!

投稿: Brian | 2006/06/25 13:42

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