じゃすと・IN・たいむ(4/17号・・コバルト文庫・ヒストリアン)
(1)コバルト文庫30周年
なんだかとっても感慨深い”30周年”の文字。
コバルト文庫は、大人でもない子供でもない、ちょうど中学生から高校生くらいの女の子達に、ほぼ同世代か少しお姉さんという作家さんたちが書き綴った物語がそのほとんどを占めていたのではないかと思う。
そういう私も中学生の頃に大変お世話になった文庫シリーズ。夢見る夢子ちゃんな時代だね。(とはいえ、最初に買ったコバルト文庫は「宇宙戦艦ヤマト」だったけどw)
私自身、コバルト文庫はとうの昔に卒業してしまったけれど、あの頃に出会った”氷室冴子”さんは、私のその後に大きく影響を及ぼした作家さんといっても過言ではないかもしれない。中学生の当時には良くわからなかった作品。大人になって読み返してやっと理由が飲み込めて涙した作品がある。コバルト文庫ではない、少し大人な作品やエッセーには深く共感した。そしてそれは愛蔵書として未だに本棚にあったりする。
そっかぁ、もう30年かぁ。。。。。
4/15の朝日新聞:朝刊の記事にて、その全盛期を作り上げた「氷室冴子」「田中雅美」「正本ノン」「久美沙織」そして「新井素子」の名前を見て、とても懐かしく、しみじみと昔と、今を思い出したのだった。
(2)「ヒストリアンⅠ・Ⅱ」(著:エリザベス・コストヴァ)
書籍、という意味では同じなんだけど、ガラっと変わって旬(?)の作品の話。
これも朝日新聞:朝刊(4/16)から。
【読書】の欄で大きく取り上げられていたので興味を持った。
”エリザベス・コストヴァ”という、日本ではまだ馴染みが薄い作家さんのようだけれど、この「ヒストリアン」はデビュー作ながら2005年全米ベストセラー第一位を獲得し、現在100万部を突破して、ハリウッドの映画化も決定した作品とのこと。
紙上の解説(巽孝之:慶応義塾大学教授)では『手に汗握る吸血鬼ドラマと、高度に思索的な歴史学ドラマとを巧みに絡ませるという離れ業に心から感嘆した』となっていた。
そして、今日4/17の読売新聞:朝刊で”エリザベス・コストヴァ”本人のインタビュー記事を発見。「執筆に10年の歳月をかけた」という練り練ったであろう構想、という感じが伝わってきた。
「ヒストリアン」=「歴史学者」。
作品のジャンルとしても”史実”と”ミステリー”なんだかとてもそそられる。
日本では2006年2月に出版され、既に30万部のベストセラーになっているようだ。(知らなかったけどw)
ホントにどんどん読んでみたくなってきたぞ。
「読もうと思っている本」「観ようと思っているDVD」が山積みになっている今日この頃ではあるけれど、これは順番を変えてでも・・・かしらね。
どこかにもう、読まれた方いないかしら?
「ヒストリアン」Ⅰ・Ⅱ
著者/訳者名 エリザベス・コストヴァ/著 高瀬素子/訳
出版社名/日本放送出版協会 価格/(各)1,785円(税込)
私信:”吸血鬼好き”のあかん隊さん、いかがですか?
| 固定リンク | 0
コメント
新井素子、懐かしいなぁ。「星へ行く船」シリーズ好きでした。そういえば、と思い返してみると、今でも読んだ時に浮かんだその世界の映像が脳内再生できることにびっくり。あとコバルト文庫といえば私は「藤本ひとみ」かな。友達から本を借りて、我慢できずに授業中にコソコソと読んでましたよ。
投稿: Moko | 2006/04/18 20:25
こんばんわ。
へぇ~コバルト文庫30年にもなるんだ~。
おいらも最初に買ったのは「さらば宇宙戦艦ヤマト~愛の戦士たち~」でした。
その後の「ヤマト」シリーズは全部購入させていただきましたね。
投稿: Brian | 2006/04/18 21:25
■Mokoさん、こんばんは♪
>新井素子、懐かしいなぁ。「星へ行く船」シリーズ好きでした。
「太一郎さん」だっけ?w
私もこのシリーズは全部(のはず)読みましたよ。
こっちは友達から借りてだけど。
>藤本ひとみ
おおっと、微妙なじぇねれーしょんぎゃっぷか(笑)
私はこの作家さんが登場した辺りにはほぼ卒業かなw
赤川次郎の「吸血鬼はお年頃」シリーズも好きだったなぁ。(知ってる?)
授業中にコソコソ読んだのは同じですね(笑)
■Brianさん、こんばんは♪
>「さらば宇宙戦艦ヤマト~愛の戦士たち~」
ウチにありますよ、これもw
あと「新たなる旅立ち」と「さよなら銀河鉄道999」と「ルパンⅢ世~カリオストロの城」も(爆)
何故か処分できずに本棚の奥の奥に眠ってます。
だから意外と保存状態も良かったりしてね。
当時のしおりなんかもそのままw。
絶版だろうし、マニアに高く売れるかしらね(爆)
投稿: たいむ(管理人) | 2006/04/18 23:58