やっとスタートできた『攻殻機動隊』月間
年末年始の休みを利用して・・と思っていたのだけど無理だった。なんだかんだしているとゆっくり視聴なんてのは出来ないのね。
この手の作品は短期間に連続で見るほうが間違いなく面白いから、この3連休でまず一巡!いっちゃいますよぉ~!おりしも外は大雪、車も雪で埋まってるし(^^;) 必要以上に出かける気力が失せたところでちょうどいい!
まずは、劇場版「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」 からなんだけど、これだけは年末に一度見た。が、”一升瓶”とお友達しながらだったので途中で撃沈。
その後年始に2回観て、都合2.8回観て感想もやや固まりつつはあるけれど、どうも咀嚼し切れていないというか、まだ漠然としている部分も多く上手く表現できそうにない。肝心の第一印象が吹っ飛んでしまったのが痛い(汗) だからTVシリーズのテンポの良いところを観て、それからもう一度戻ろうかと思っている。
なので、特に今回は「first impression」にこだわってみたい。何の知識も無いままの”第一印象”としてのそのまんまを一話ずつ”できるだけ簡単”に纏めたいと思う、が、私にそんなことが出来るのか?w
ちなみに全てのDVD付属の小冊子はまだ読んでいない。これも先入観念になるから、全部見てからにするつもり。
とにかく”初めて観た時の気持ち(衝撃)”ってもう2度とは味わえないものだから大事にしたいんだよね。
全部を網羅されている方には「的外れ」な感想だったり、もしかしたら私の「鋭いヨミ」に驚いたり(ナイナイw)、また微妙な突っ込みのアホらしい記事になるかもしれないけれど、それはそれで懐かしく、ニヤニヤしながら読んでいただけるといいなぁ、なんてね。
(さすがに3日で視聴は出来ても、記事は小出しにさせてくれ~!あくまで第一印象だから、その3日でメモ書きとして書き溜めてはおくけどね)
では、長い前置きはお終いにして、スタートするとしよう。
O.A.№01 「公安9課」 SECTION-9
冒頭でやられたぁ!
「世の中に不満があるなら自分を変えろ!それが嫌なら、耳と目を閉じ口をつぐんで孤独に暮らせ!それも嫌なら・・」
いつもお世話になっている「TV視聴室」のラフマニノフさん からこの”言葉だけ”は以前に聞いていたけど、こんなに最初の最初だとは思わなかった!
『これが草薙素子だ!どうだ!』 って感じでどきゅーん!っと胸を射抜かれた、そんな感じ。そうでありながら、その後のトグサ君とのやり取りが妙に”人間臭さ”も感じちゃって、またまたどきゅーんっ♪
「GHOST IN THE SHELL」で既に登場人物とその関係性については理解していたけれど、そういうことは初回なのに特に説明がないんだね。『見て感じろ、(膨大な)セリフから汲み取れ』そんなところか。
イヤ・・・それはサブタイトルそのものであり、その全てが”紹介の1話”なのかもしれないな。最後の「これが公安9課だ」・・・新巻課長、解りやすい一言どうもありがとう。でも、ま、確かになんとなーく解りましたよ”公安9課の特異性”が(笑)
物語について・・・「アタッシュケース」
なんか妙に目に付いたから謎解きのヒントかな?と思っていたらホントにそうだった。込められた謎は謎だったけど(笑)
素朴な疑問:素子さんってみんなに「ショーサ」って呼ばれているけれど、これは「少佐」っていう意味なのかな?軍隊じゃないけど”それくらい凄いヒト”という敬称のようなあだ名なのかな?
O.A.№02 「暴走の証明」 TESTATION
”機械が意思を持ち暴走する” 色々な小説やアニメ、映画などでもよくある設定。
「誰が乗っているんだ?」って戦車に撃たれた施設の担当者は言っているけれど、どう見たって『”誰も乗っていないはずなのにどうしたんだ?” じゃないか?』とまずTVの前で突っ込む。
機械を説明する上で、まず「タチコマ達には個性が無い」と言う。また何機もある”タチコマ”。 普通”1号機・2号機・・”と区別するのだろうけれど、どれもただの”タチコマ”であり、そうはしない。けれどそれが逆に「機械の個性の発現」が起こりうる可能性を予感させた。・・・ってか、そう言った舌の根が乾かないうちにすでに”個性”や”感情”らしきものが出ていないか? 区別はつかないけど、どいつもこいつもカワイイぞっ!(え?なんか論点が違う?)
バトーに「天然オイル」を貰ったハチコマが『タチコマな日々』で音頭を取っているタチコマなのかなぁ(笑) そのせいで思いっきり個性的になっていないか?
物語について・・・「時計」
トグサ君のオーバへの事情聴取時、トグサ君の背面にあった”壁掛け時計”がやらたと気になったけど・・・あんまり関係なかったw 時刻と経過時間まで見てたのに(笑)
加護の不遇に共感したオーバ。彼の行動は加護の「復讐心」を知ってのことだったのだろうか? 素子が最後に感じ取った”加護の過去とその想い” オーバもどこかでそれを感じたからこそ、遺言を実行したのではないだろうか?私にはそう感じられた。
O.A.№03 「ささやかな反抗」 ANDROID ANDI
ロボットに恋する青年の話。独占欲から他の全ての「破壊・消去」という犯行に及ぶ青年。結果的に公安9課が動くような事件ではなかったのだけど、他の重大な事件と関係性をほのめかして捜査にあたらせる、という伏線っぽいところが気になった(今後出てくるのかな?”国会議事堂”の件)
物語について・・・「映画マニア」
うーん、このマクラクラン青年は本当に「ジェリ」に恋してたのかなぁ。ただ単に好みの”20世紀の映画の世界”をそのまま自分で演じることで、自分に陶酔していただけなような気がするんだけど。所謂、現実逃避ってヤツ。
ジェリは主人に対して従順なアンドロイドだから、きちんと最後まで主人に従って、映画のとおり「ジェリ」として彼を裏切る。でも本当はマクラクラン青年はジェリなんて愛してはいなかった。でもジェリは本当に彼を愛していた。真実は逆、だからこその裏切り、違うかなぁ。
それにしても、この”種明かし”にはゾクゾクきた。上手いよ!
そして、ここでまた垣間見せる”アンドロイドの感情の発現”。それらをどういう位置付けで捉えようか・・・ちょっと難しくなってきたぞ。
O.A.№04 「視覚素子は笑う」 INTERCEPTER
O.A.№05 「マネキドリは謡う」 DECOY
O.A.№06 「模倣者は踊る」 MEME
”笑い男事件”連続3話。「笑って、謡って、踊る」サブタイトルも見事に関連付けられているようだ。そして結局謎を残したまま終わってしまった。どこかでまた登場するのだろうか?捜査続行でしょ? なのでこれ関係は最後まで見てからにしようかな?
それでも、ココはね、やっぱりこれでしょう!
「そうしろって囁くのよ、あたしのゴーストが」
「我々の間にはチームプレーなどという、都合のいい言い訳は存在せん。あるとすれば、スタンドプレーから生じるチームワークだけだ。」
素子さんのゴーストも凄い(何が?w)けど・・・・とにかく課長!素敵です。
「チームプレー」と「チームワーク」この微妙なニュアンスの違い。あなたのような上司にめぐり合いたい・・・
そして、「確証」と「確立」の違い(こういうの好き!)みんな揃ってのミーティング、いいねぇ~。組織でありながら、組織の型にはまっていない公安9課。けれどやっぱり組織(意味不明?) 理想だ。
『え?ここで終わっちゃうのかよ!』と3回言い続けた”笑い男事件”編 最高だね。(今のところw)
TO BE CONTINUE・・・!
追記:私の「”攻殻機動隊”が観たい!」という願いから、その膨大な数のDVDを快く貸してくださった あかん隊さん に心より感謝を致します。本当ありがとうございます。
観た感想を(良くも悪くも)記事として最後まで書くことで、そのお気持ちに応えたいと思います。(ちょっと時間はかかりそうですがw)
追記2:「”できるだけ簡単”に纏めたい」・・私にはやっぱりムリか?これでも頑張ったんだけどなぁ(^^;) それでも「DESTINY」の時のように10日で・・とか思っていないから、それは書くほうも読むほうもラクなんではないかしらん・・と思いたい(笑)
追記3:素子さん、最高にカッコイイ! 課長も(ハゲはともかく)素敵! バトーもトグサ君も、9課のスタップみーんな個性的で大好きなんだけど、やっぱり何といってもタチコマ!
もともと”喋る機械”にめっぽう弱い私(ハロでしょ?R2でしょ?キットでしょ?etc・・)もう彼らにはメロメロ(笑) ”タチコマな日々”だけを集めて編集したいくらいだわ!!
ただねぇ、どうしても”蜘蛛”っぽいのがなぁ・・・蜘蛛って超苦手だんだよね(大汗)
そういえば、戦車っぽいロボットってどうして”クモ型”が多いのかな?
柴田昌弘原作の紅い牙シリーズ「ブルーソネット」でも”タランチュラ”という戦車バリのクモ型兵器が登場して、”赤ちゃん並み意思(自己防衛本能)”を持って暴走、エスパーであるランやソネットと心を通わせる・・なんていうストーリーがあったなぁって、ちょっと思い出した。(20年も以上も前の作品、知らないかな?)
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