「メゾン・ド・ヒミコ」やっとみた。
”チクショー!やられたぁ~”そんな感じです。
なんだかとっても良かった。何回も涙が頬をつたった。でもそれは「嬉しい」でも「悲しい」でも「辛い」でも「切ない」でもなくって、なんだか分からないけど、とにかくほろほろとこぼれた。
(ちょっと思い当たるのは”くやしい涙”かな?)そしてそれは”しょっぱかった”
”しょっぱい涙”ってなんだっけ?ふと思い調べてみた。
《悔しさ、怒りの涙はしょっぱい。嬉しさ、悲しみの涙はみずっぽい。気持ちが高揚すると交感神経が働き塩分が多く排出されしょっぱくなり、素直に感情のままの場合は副交感神経の働きとなって塩分がうすくなる》ようだ。
お、あってるジャン。(本当にに書いてから調べました)
「おかま」とか「ゲイ」とかって心が広いなぁ。
これが一番最初に思ったこと。
私はそういう人々を知らない。近くにいたらどうだろう?やっぱりどこかで敬遠しちゃうのかな?ちょっと考えてみた。
彼らはいっぱいいっぱい差別され、白い目で見られ、まるで”汚いもの”のように扱われることが多かったのだろうな。それなのに<メドン・ド・ヒミコ>の住人達はみんな明るくて素敵な人たちばかり。たくさんの”思い出の写真”が飾ってある部屋、毎週日曜日のイベント、”お盆”を昔ながらに迎える準備、そして歌。”自分が普通の人間”だと思っている人々より、ぜんぜん”人間らしい生活”を楽しんでいる。やっぱり”悔し涙”だなぁ。
でもポツリポツリと”サオリ”に(だから?)自分のことを語りだす住人たちがいじらしく感じた。
宛名の無い葉書と『ピキピキピッキー』そして、
「うらやましいと思った、・・・・・細川さんが」 特に心に残っている。
もちろん、ダンスホールでの素敵な踊りはサイコーだったけれどね。
柴咲コウはいつもどおり等身大。どんな役をやっても「柴咲コウ」だけど好きだ。
そしてオダギリ・ジョー、どんどんカッコ良くなっていくみたいだ。結局「SHINOBI」は観なかった。「スクラップ・ヘブン」はやっと来月から。(まだ決めてない)「男たちの大和」どうしようかなぁ。(そういえば「宇宙戦艦ヤマト」劇場5作品が一挙公開だとか・・・関係ないってw)
”TVドラマ”で「仲間由紀恵」と共演した「FACE(顔)」(トラウマによる暴力刑事役)が良かった覚えがあるけれど、どうしても「仮面ライダークウガ」が私の中にある。いまやイケメン俳優の登竜門的21世紀の「仮面ライダー」の元祖。彼にはもっともっと羽ばたいて欲しいと思う。
評価:★★★★☆+ オススメ度:★★★★☆
追記:「運命じゃない人」の中村靖日さん、これにも出演されていたのですね。エンドロールで名前を見るまで気がつかなかったけど思い当たるのは・・・ひょっとして・・・・・アレかな?(どなたかご存知ですか?)
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コメント
こんにちは♪
TBありがとうございました。
ご質問にお答えします(笑)
中村靖日さんは、ダンスフロアのシーンで酔っ払いの支店長を止めに入った人です!
私にとっては現実味の薄い世界のお話でしたが、とっても好きな作品です。
犬童監督作品にはこれからも要チェックだなぁと思います。
投稿: ミチ | 2005/10/28 23:55
こんにちは。
面白いですよねぇ。
そうですね。
面白いだけじゃなく、いろいろ考えさせられる映画でした。
それが、親子関係でもあり、男女関係でもあり、セクシャリティの問題でもあり、見る人によって様々なのも、この映画の面白さだと思いました。
オダジョー、どんどん映画に出て、日本を代表するような俳優になって欲しいですね。
あの体型は、海外でも絶対に通用します。
投稿: toe | 2005/10/29 00:48
■ミチさん、こんばんは♪
コメントありがとうございます。
>ダンスフロアのシーンで酔っ払いの支店長を止めに入った人
ありがとうございます。これで今夜はちゃんと眠れそうです(笑)
>現実味の薄い世界のお話
ある意味、私もそうかもしれません。
でも夢物語の現実味の薄さとは違うんですよねぇ。
>犬童監督作品
あまり監督とか意識していないのですが、こういう作品は好きですね。だから今後も意識せずとも自然に選びそうです。
投稿: たいむ(管理人) | 2005/10/29 00:52
■toeさん、こんばんは♪
コメントありがとうございます。
>親子関係でもあり、男女関係でもあり、セクシャリティの問題でもあり、見る人によって様々なのも、この映画の面白さ
色々なことが詰め込まれていた作品で、正直どう書いていいのか困ってしまいました。
ゲイじゃなくたって未来や老後は不安。
ルビィさんが幸せな最期であることを祈りたいです。
>オダギリ・ジョー
どんどんいい感じになっていくので楽しみです。何かドカーンとした代表作が欲しいですね。
投稿: たいむ(管理人) | 2005/10/29 01:01
こんばんは! 映画を観て「気に入った!」と思えたら、それだけでも嬉しいものですよね? よかったですね。
たいむさんは、「悔しかった」の?
「ゲイ」というだけで、社会的弱者(被差別対象者)で、なおも「老人」となれば、生きる環境は、当然厳しくなるのでしょうけど、映画での彼らは、確かに哀しいものがあるのに、どこか「突き放したような、明るさ」も持っていて、それが、泣き笑いになっちゃったりして…。
沙織のような役だったら、柴崎コウ! 彼女以外のキャストは思い浮かばないなぁ…などと思う自分です。
投稿: あかん隊 | 2005/10/29 01:27
■あかん隊さん、こんにちは♪
>「悔しかった」の?
すべてがそうではないし、「悔しい」と言う表現が打倒かどうかは良くわかりません。
”どうにもならないもの”に対しては「悔しさ」が一番近いのかな?と思うのですけれどね。
>「うらやましいと思った、・・・・・細川さんが」
の時にサオリと一緒に涙がでたのだけど、心の中で「ちくしょ~」って感じでしたね。サオリもそうなんじゃないかと思って。
ん~~よくわからない、です。
サオリ←柴咲コウ ぴったりですね。
投稿: たいむ(管理人) | 2005/10/29 14:04