小説版「機動戦士ガンダムSEED DESTINY(3)すれ違う視線」にもの思う(2)
コメント第2回目は、それぞれの ”大将”+α について。
【タリア】
フリーダムの介入がなければ、おそらくここにいるクルーは自分も含めて全員死んでいた。
”命の借りがあるという事実”その事実に腹立たしく思う
そして彼らが”本当に戦闘を止めたいだけなのだ”と確信。
それでも味方ではない以上”敵”とするしかない現実にはがゆさを感じているようだ。
”自分達の恩人を誰が好き好んで敵に回したいだろう。”
”敵艦として認識!”と下したタリアの判断は軍人として間違っていない。苦汁の選択が手に取ってわかる。
○”後味の悪”い戦いのあと。
アークエンジェルの行動を見るたびに己の信念に、ほんのわずかなヒビが入る
”果たして自分が進む道は正しいのか?・・と
軍人としての自分のことなのか、議長の命令で動く自分のことなのか?微妙だな。この時点ではどちらでもあってどちらでもないって感じか?
○シンがインパルスでステラを連れ去った報告を受けたときの、アーサーの反応に対し
”アーサーも少しは自分の頭を使ったらどうなのだろう”
やっぱりアーサーにはため息しか出ないようでだ。アーサーもコーディなハズなのにね。
状況判断がまったくなっていない副官ってのは艦長としては最悪のパートナーだ。
マリューとナタルも意見が合わない艦長と副官だったけれど、ナタルは優秀(過ぎ)だったから、その点では良いパートナーなんでしょうね。
○手の施しようのない問題(ステラ問題)を起こしたシンに対して
”いくらヒーローの役割を演じているとはいえ、自分たちが本当の正義の味方だとでも思っているのだろうか?彼は”
”未来洋々たるものだったのに、こんなことで自分のすべてを台無しにしてしまった・・・なんてバカなことを・・・・。”
反省のないシンに対して強く憤りを感じている。それでもそんなシンのためにアレコレと手を尽くそうとするのはタリアだからなのだろう。
やはり”自分たちは軍人”とは割り切りつつも、血の通った人間であるタリアのタリアたるところがカッコイイ。マリューに通じるものもあるけれど、指揮官としてはタリアのほうが優秀だろう。
○不問に処されたシンについて
地球連合軍の侵攻を止める。それが命令。デストロイに立ち向かうインパルス。
「まるで戦わせるために、あの少年の命を助けたかのようではないか。」
あれほどの軍規違反を犯したものに対して、事実まで曲げられて”不問”とされてしまったことに対し、シンには懸念を。議長には疑念をということだろうか?
これ以降タリアの議長に対する疑念は大きくなることだろうが、口に出せない、出してはいけない、というところはやはりタリアなのだろう。
【ネオ】
○ステラの記憶を取り除かれたアウルとスティングを見て
自分だけがステラの面影に悩まされている
”自分が甘すぎたのかもしれない。兵器と割り切って扱っていればこんなことにはならなかたのかもしれない”
”何も知らずに死んでしまったことが(と思ってる)どうしてこんなに胸に引っかかるのだろう?”
”水槽の魚を放してやりたいという衝動。自然に帰してどのくらい生きられるだろう?やはりこの小さな水槽が楽園”
自由にしてあげたい気持ちと、自由にしたからといってどうなる?という葛藤にあえいでいる状況。
○ダーダネルスで出撃するアウルとスティングより~「弔い合戦にもならんがな」
「記憶ってのは、合った方が幸せなのか、ない方が幸せなのか・・・・?」
どこか違和感を感じながらも、それでもステラを忘れてしまった彼らに「弔い合戦」ではありえない。
2人に(ステラの記憶を消せと命じた自分は)「残酷なことをしてしまったのかもしれない」・・かなり後悔しているようだ。
○アウルも討たれ、スティングがさらにまた記憶を消されている。
スティングの目には”恐怖”がうつっていた。
戦うための強化人間(エクステンデッド)・・・ここでしか生きられない。
ひとり、またひとりと消えていく可愛い仲間たち。手放してあげたい・・どうやら葛藤は止まらなくなっているようだ。
【アウル】
○インパルスに撃たれるアビス
死の直前、ステラの記憶と取り戻す。
「おばかのステラ。幸せなステラ。どうしていままで思い出せなかったのだろう?あいつ、いたのに。ずっといっしょに、3人で戦ってたのに」
海での絶命がステラを思い出させる、というのが切ない。
【ダコスタ】
○『歌姫と俺が行く。足を用意しろ』
「まったく!手間のかかる上官を持つと、部下は本当に気苦労ばかりだ。いっそあの人にはずっと地球にいて欲しかったのだが・・・」(と思っている)にもかかわらず、同僚から「うれしそうだな」と言われてしまう。
”嬉しそう” なのが残りの半分(以上?)の気持ちでしょうね、きっと。コーヒー豆まで用意しているあたりがさすがはダコスタ君!
○バルトフェルドの《奥の手》について
ショットガンを義手の中に仕込んだことを、「また酔狂なオモチャを」とあきれていた。
まさか実践で使うとは夢にも思っていなかったのだろう(笑)それは、バルトフェルド本人も同じか(爆)
ということで第2回目はここまで!
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コメント
オヒサしぶりんこです!
キッーイお言葉ですね!
オカシイって言い始めたら種デスなんて木っ端微塵なアニメですからwww
ファースト世代が苦水飲んで何とか鑑賞PLAYですYO!
コレ観てる限りではWが相当マシかなぁ~って思ってしまう。
でも、キラ嫌い!!アイツチネ!
シンが(*^ー゚)b グッジョブ!! なのだ!
ストフリよりデステニィーの方がかっちょええモン!!!!!!
負けるな!ザフト!ファイトォ*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*!!!☆ザフト!
投稿: raira | 2005/09/10 02:03
■rairaさん♪
ごぶさたです!!
ハルマキさんトコで、rairaさんがなにやら忙しいとのことだったので、自粛(?)してましたw
そんな忙しい中、どうもありがとう。
>オカシイって言い始めたら種デスなんて木っ端微塵
ははは・・・それは言っても詮無いことなのでできるだけスルー。
それでも~~本日入れて残りわずか4回。
どう決着するか楽しみにしています。
投稿: たいむ(管理人) | 2005/09/10 09:34
アー見てない部分です。
今後の放送を楽しみにしてます。(笑)
投稿: 千羽鶴 | 2005/09/14 17:24
■千鶴さん♪
ネタバレしちゃったかな?(今更?ww)
沈んでいった(1)に書いたのだけど、アスランのことはつらくって書けないので、こんな形になってます。
週末に「シン」「アスラン・少し」で最終回です(笑)
投稿: たいむ(管理人) | 2005/09/14 21:59