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2005/08/17

特集「マンガ時代の戦争は・・・」

「新潟日報」朝刊・生活欄で「マンガ時代の戦争は・・・」という特集をしている。(上・中・下の3回)
>戦後、漫画やアニメは日本文化にあって大きな存在になった。そんな中で戦争と人間関係を描いてきた3人に、作品にこめた思いを聞いた。
と、記者は書いている。
本日は「富野由悠季」氏でした。戦争アニメを語る上では「ガンダム」は外せない、ということですね。

富野氏:談 ”根本を忘れた権力構造問う” (記事からの抜粋)

「『ガンダム』をきっかけに軍の組織というものを考え始めて、本当にわからなくなった。なぜ平和を望む人々の間で戦争が発生するのか、と。大上段の政治論としてではなく、一人一人の民衆の実感として知りたかった」

その疑問を解く出発点として、

「人は本来、他人に傷つけられたくない、他人を傷つけたくはないはず
という実感。

死ぬまで元気でいたい、世間のみなさんと仲よく暮らしたい、と庶民は望んでいる。みんなそういっているのに、為政者や指導者たちはこの根本を忘れる。それどころか、大衆が望んだ戦争だという意見もある。そういうごまかしの裏には、組織というからくりがあると思うんです」
「『上官の命令は絶対』という厳しい軍律。馬鹿な命令でも異議申し立てできない厳しい規範だからこそ、机上のいさましい主戦論は許されないはずなんです」

現在「ガンダムSEEDデスティニー」が放映されている。この作品は富野由悠季氏が自身で手がけている作品ではない。けれど、この
”平和を望む人々の間で戦争が発生するのか”
と言うことをテーマにしているといえる。
ヒロインの一人が言っている。
「(戦争を止めたい)みんなそうしたくって、そういって言っているのに、なんでそうならないんだろう」

そして
「本国がそうと定めたのなら敵です。われわれはザフト(軍隊)ですから、そこに絶対はない」
と言い切るほどの、組織に、上官に、忠実な兵士もいたりする。

民意を操り「大衆が望んだ戦争だ」 と持ち込もうとする組織もかかれている。

SEED-Dは人間関係や設定など色々突っ込みどころも満載だけれど、実際のところは「ガンダム」を後継しているだけあって、上記の富野氏の疑問と同じことを視聴者にきちんと投げかけ「戦争の根」を考えさせられる作品になっていると思う。

今の時代、自分も含めそうそう「戦争」について考えることは少ない。
広島の原爆投下の日時を正確に答えられない人も増えているという。日本人としてとても悲しい気がする。(ちなみに”1945年8月6日午前8時15分”です)

「核」などの兵器も登場するこのSEED-D。アニメだといって馬鹿にせずに、大人も一度見てほしい。大人は大人の見方が出来る作品ですから。
そして、たまにはじっくりと「戦争」について考えてみるのはどうだろう?
また、本家(ファースト)「ガンダム」は19日金曜日、NHKBS2で特集。劇場版一挙放映。

ところで、この記事、富野氏はこうも言っている。

「環境問題やエネルギー問題に直面し、経済の世界化が急速に進んでいる今、戦国時代のような戦争なんてしている暇はない。みんなで無駄遣いしない仕組みを作って、人類の視点で地球を守っていかなければならない時代が来たんだと考えられる人こそ、21世紀に必要なあたらしい人類こそニュータイプなんです」

ええ、だれでもニュータイプになれるんです。頑張ってみませんか?
とりあえずできることから・・・たとえば・・・ チームマイナス6% とかw

あ、そうそう、この記事「機動戦士Zガンダム~星を継ぐもの」として画が一緒に掲載されているのだけど、「Zガンダム」の画なんだよね。
「星を継ぐもの」に「Zガンダム」は登場していないんだけど・・・きっと「恋人たち」のワンシーンなのだろうなぁwww (同じ画が探せなくて載せらないのが残念w)

追記:昨日8/16は「かわぐちかいじ」さんでした。
残念ながら、この方のマンガを読んだことがないので良くわかりません。
講談社週刊モーニングで「ジパング」を連載中とのこと。 

かわぐちさん談:「熱い問い娯楽に込め・・人間の格闘通じリアルに」
「こうすることが(日本にとって)一番良い、という意思を(登場人物の)みなが持っている。命懸けの時代、人間は置かれた状況下で、どう行動するのかが作品のテーマ」
「社会的なメッセージを込める描き方はしていない。基本はエンターテイメントであり、意思を持った人間のぶつかり合いが面白い」


記者:曰く「どの作品を読んでも『日本とは何か』『日本人とは』という強く、熱い問いかけがにじんでいるように感じられる


(明日は誰だろう?確認後に追記します。)

↑↑↑↑↑
ってことで、追記の追記
本日8/17は「竹宮恵子」さんでした。
「風と木の詩」「地球へ」など昔の作品は知っていますが・・最近のものはよく知りませんが、
現在は京都精華大学の教授もつとめられている方です。
15日・16日のお二方とは違う、戦争を女性からの視点、残されたものたちの視点をとして作品を描かれています。
現在、靖国問題や徴兵制度についてよく学生と語り合い、実際戦争に携わった家族の死後、「家族レベルの戦争体験の継承からさらに一歩踏み出す為に、『漫画の力』を活用したい」と考えてられるようだ。

竹宮さん談:「旧満州にルーツを求め、体験継承から歴史共有へ」
「漫画は、言葉では伝えきれないメッセージを伝えられるメディア。どちらにとっても『ノー』ではない共同の歴史認識を探りたい。ここに触れたら『ノー』だという領域も表現すべきだと思っている」

既に戦争体験者は身近にも存在しなくなっている今日この頃。だからこそ、あえてタブーにも挑戦される意欲はきっと『ノー』をも解放するときがくるかも知れない、そう私は信じます。

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コメント

こんばんは。なかなか興味深い記事で、私も実際にそのコラムを読んでみたかったです。
月曜の『笑っていいとも』アンケで、日本がどこと戦争をしていたか知らなかった人が結構いたことにも驚かされましたから、原爆の件も仕方ない時代なのでしょうか。
『ジパング』にハマってる者にとっては、かわぐちかいじ氏の記事も興味深々。それにしても素晴らしい人選ですね。

投稿: ayuto | 2005/08/18 02:02

「ジパング」ですかー。面白かったですよ。
スカパーで見たけど、話は途中で放映は終わって残念。
原作はまだ続いているので続編も作ってくれると思うけど。

話は現在の海上自衛隊「未来」という艦が太平洋戦争真っ只中にタイムスリップしてしまう。そして歴史が変わってきて…。

私は「沈黙の艦隊」が好き。時代設定は古くなってしまったところもあるけど、専守防衛を考える漫画です。

投稿: 千羽鶴 | 2005/08/18 20:14

■ayutoさん♪
>実際にそのコラムを読んでみたかったです
新潟日報の「戦後60年」シリーズのひとつです。
思い切り地方紙なので、目に触れることは難しいかもしれませんね。
でも独占でもなさそうなので、いずれどこかで発見できるといいですね。

>かわぐちかいじ氏の記事も興味深々
ということなので少し補足しました。

■千鶴さん♪

>「ジパング」ですかー。面白かったですよ。
>スカパーで見たけど
アニメもあるんですね。
一度見てみたくなりました。
DVDとかあるのかな?探してみようかな?


投稿: たいむ (管理人) | 2005/08/18 20:21

3人目は竹宮惠子氏でしたか。いやはやまさに私のツボをついた人選。
最近の作品は読んでませんが、20年以上前から我が人生に影響を与えて下さってた漫画家さんです。実は去年、氏のサイン会&トーク&ジャンケン大会に参加し、大いに楽しませて頂きました。氏は若者とも常にコミュニケーションされるところが素敵です。
どこかでその特集をぜひ読んでみたいものです。

『ジパング』DVDは8巻まで発売中(もちろん持ってます)。アニメをご覧になってよろしければ原作のほうをお勧めします。

>千羽鶴さん、初めまして。
実は『ジパング』アニメ&漫画にハマってから、『沈黙の艦隊』も読んで、アニメも(ビデオのほうです)見ました。相方もハメてしまいましたw。

投稿: ayuto | 2005/08/22 20:23

■ayutoさん♪

再度のコメントありがとうございます。

>『ジパング』DVDは8巻まで発売中(もちろん持ってます)。アニメをご覧になってよろしければ原作のほうをお勧めします。

情報ありがとうございます。
そうですね、まずアニメからが楽かもしれませんね。纏まった時間ができそうなときに視聴してみようと思います。

投稿: たいむ (管理人) | 2005/08/23 18:54

すいません。気付くの遅れました。
そうそう「沈黙の艦隊」面白いんですよ!
最後は泣けちゃいますけど、自衛隊についてとか憲法改正について考えます。
今ならどんな手法で彼は戦うのだろう。冷戦は終わってるし。
アニメは見た記憶が無いので、たぶんみてません。原作長いけどアニメは話全部あるの?

投稿: 千羽鶴 | 2005/08/25 14:54

>千羽鶴さんへ
帰省していて、ご返事が遅くなりました。
6月7月にアニメDVDが発売されています。ビデオと同じ、北極海の戦いで終わってますが、アニメ作品としても見応えがある出来です。海江田の声は津嘉山正種さんで、ちょっと渋いかも。アニメ見て以来、声も追いかけていたりします。

投稿: ayuto | 2005/08/30 21:05

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