(番外)ガンダム種運命にもの思い~[反射衛星砲]=宇宙戦艦ヤマトより
次回予告でのジブリールの示すあの作戦とは・・・ 『レクイエム~鎮魂歌』のことなのだけど、どうやら”レクイエム”は最終兵器のことらしい。
SEEDではザフトが”ジェネシス”という最終兵器を秘密裏に開発していたが、SEED DESTINYでは地球軍(ロゴス?)が最終兵器を準備していたということになるようだ。
ただ、SEED DESTINYの前半で”核爆弾”によるプラント攻撃は”ニュートロンスタンピーダー”によって阻止・無効化されており、おそらく今度のものは射程距離なども考慮にいれた新型最終兵器なのではないかと推測される。
雑誌などの簡単な情報によれば、”中継地点”云々の記述があるが、以前から《反射衛星砲》説がささやかれていることからも、予告を見る限りでは確かに類似機能を持った兵器で間違いないと思われる。
ところでその《反射衛星砲》とは何か?
TVシリーズ「宇宙戦艦ヤマト」第7話、8話に登場する、冥王星のガミラス基地にある最強破壊兵器のことである。(劇場版にも登場)
ヤマトの”波動砲”より威力のある兵器ということだ。
発射したビームを衛星軌道上に配置した衛星に反射(中継)させ目標を攻撃することができるため、死角がなく、また発射元を特定しにくいというビーム砲(光線砲)で、ヤマトを窮地に陥れたシロモノだ。
さて、ヤマトはこの危機的状況をどのように切り抜けたか!である。
反射衛星砲の第1波、第2波により甚大なダメージを負ったヤマトは(直撃の割にはあの程度で済んで良かったのだけど)、一時しのぎとして冥王星の海へと潜る。しかし、被弾ダメージは”酸素配給機”の損傷という最悪のもので、酸欠と防御がままならない敵からの攻撃という2重苦の状態にヤマトは陥ってしまう。
酸素配給の残りは8時間。しかし、とにかくビーム砲の発射元を特定しなければ対策すら打ちようがなく、途方にくれるクルー。
それでも「ヤマトの探知機に反応しなかったということを考えると、あの兵器は地上へ露出していないだろう。しかし砲を撃つ以上、排気筒が必ず突き出ているはずだ!そいつを突きとめればいい。」と真田がひらめく。(さすがは真田さん)。
そこでヤマトをあえて浮上させて囮とし、ビーム砲を撃たせることにより排気筒を探索するという古代らによる特別攻撃チームが編成される。ところが古代チームはなかなか排気筒を発見できない。狙い撃ち覚悟で浮上と潜行を繰り返すヤマト。そこでようやく排気筒を発見する古代チームだが、排気筒から衛星砲本体にたどり着くまでに仕掛けられた様々なトラップに苦戦。なんとか時限爆弾を仕掛け撤収することに成功するものの、少なからず犠牲を伴うものとなった。
酸素切れで浮上するヤマトが先か!反射衛星砲の破壊が先か!
既に酸素はギリギリの状態でヤマトの選択肢はもはや浮上しかなかった。しかしなかなか時限装置は作動しない。浮上から回避に専念するヤマトだが、ついに艦尾を大破。そこでやむなく「波動砲発射準備」を指示する沖田艦長。・・が、その時、時限爆弾が作動。反射衛星砲及びガミラス冥王星基地は壊滅となる。
今見てもなかなかドキドキの展開。2重苦からタイムリミットの設定がハラハラ感を増大させてくれているんだよね。(突っ込みどころも満載だけど)
・・ということで攻撃回避の方法は、単純に基地潜入によるビーム本体の爆破ということになる。つまり反射衛星砲本体が移動不可能であることが致命的な弱点だったということになる。(ちなみに後に開発された”新反射衛星砲”は移動可能に)。
はたして、ジブリールの自信作 『レクイエム』 はどのくらいのものなのか?
プラントに甚大な被害をもたらせ、罪もない無抵抗の人々の命を奪う兵器の起動・発射は歓迎はできないけれど、思わせぶりなだけに楽しみだ。
ヤマトでは当然だけど古代が探索・破壊に加わっている。(無事帰還後からユキとラブラブ♪)
「レクイエム」の破壊のために、アスランによる”インフィニット・ジャスティス”での潜入、そして自爆による破壊・・・有効な手段だろうが、同じコトを何度も繰り返すのはいかがなものか?と絶対やめてほしい。
(無事帰還後、カガリとラブラブだとしたら嬉しい限りだけど、カガリは・・宇宙にあがらない?)
SEED DESTINYの最終段階は「宇宙」だろうけれど、カガリは宇宙へアスランと一緒には行かないだろうと思うし、行くべきではないと思っている。
愛しい人の安否を心配しつつ、自分の最大の指名を果たすことは容易なことではない。けれど、やっとそれができるところまで成長したカガリなのだから、為政者としてもうMSにも乗らないべきだとも思う。
私もカガリと一緒に地球でアスランを、キラを、ラクスを、AAのすべてのクルーの帰還を待ちたい。
そして、できることなら、シン・タリアらミネルバのクルーを誰一人欠くことなく、最後を迎えられたら・・・と思っている。
追記:
この《反射衛星砲》について書くにあたって、劇場版「宇宙戦艦ヤマト」(コバルト文庫)を20数年ぶりに読み直した。JANコードすらついていない本。でも280円ですって(安い!)www
百冊以上も持っていた漫画本は一度売り払ったのだけど、なぜか残ったこの本。「さらば宇宙戦艦ヤマト-愛の戦士たち」、「宇宙戦艦ヤマト-新たなる旅立ち」なんかも残っていたりして、ついでに読んじゃったww
久々で懐かしかったし、やっぱり面白かった。1冊1時間くらいでサクッと読めちゃうくらいに内容を覚えていた自分に笑えたけど。
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コメント
>劇場版「宇宙戦艦ヤマト」(コバルト文庫)
また凄い物お持ちですね~。え、なんでそんなに驚いてるかって?それは私も持っているからですよ(^^;;(帰省先に置いて来ちゃってるけど。)福田監督は多分ヤマト好きなんだろうと思います。富野監督は「ヤマトを越える」ことを目標にしていたらしいので初代ガンダムにヤマト的描写はあまり見あたらないけど、福田監督世代はその点肩の力抜いて楽しくパロディしているんじゃないかな。
投稿: Moko | 2005/08/16 20:36
■Mokoさん♪
>それは私も持っているからですよ(^^;
うわぁ!やっぱり同類ですねwww
なぜか捨てられない私です。(売っても二束三文だし)
他に「銀河鉄道999」「さよなら銀河鉄道999」とソノラマ文庫で「イデオンⅠ・Ⅱ・Ⅲ」を持ってますが、まさかそれはないですよねw
>福田監督世代はその点肩の力抜いて楽しくパロディしているんじゃないかな。
パロってるのか、パクってるのか微妙ですねw
最終兵器はガンダムに限らず、いろいろあるけれど、そろそろネタ切れなのかも知れませんね。
投稿: たいむ (管理人) | 2005/08/16 21:00
999は持ってたんだけど手放しちゃった。イデオンは読んだことないなぁ。ヤマトはコバルト文庫版とソノラマ文庫版両方持ってますよ。子供の頃、背伸びして活字の小さい小説版を必死に読んでました(^^)。古いアニメはどうしても映像が古臭くなっちゃうけど、小説で読むと頭でイメージする映像は美しいからいいですよね。
投稿: Moko | 2005/08/16 22:51
■Mokoさん♪
>コバルト文庫版とソノラマ文庫版
(*≧m≦*)ププッ
やっぱりこの2つですよね、当時はw
ビデオなんて自由にならない子供時代ですから、せめてアニメ雑誌と、小説で思う存分想像(妄想?)してましたよねwww
だからこんなに想像力のたくましい大人になってしまったのかな?www
投稿: たいむ (管理人) | 2005/08/17 18:24
はじめまして! とっても時期はずれなのですが、反射衛星砲の説明に感動して、勝手に紹介&TBもさせていただきました。
いや、懐かしいですねぇ。
ヤマトのコバルト文庫は知りませんでした。ソノラマ文庫は昔、持っていたのですが。たぶん、おこづかいが足りなかったのだと思います(笑)
投稿: 実衣 | 2005/08/25 21:05
■実衣さん、はじめまして♪
>とっても時期はずれなのですが
いえいえ、いつでもどこでもコメントいただけるのはとても嬉しいですよ。
>反射衛星砲の説明に感動して、勝手に紹介&TBもさせていただきました。
ん?紹介??
リンクフリーのようなものなんで、ぜんぜんかまいませんよww。
コバルトのほうが安くて薄くてやさしい感じだったように思いますが・・・。著者もちがいましたしね、確か。
両方なんて買えなかったし、今と違って微妙な差異は気にしなかったしねwww
SEED-Dお好きですか?
もう残すところ僅か。そちらもまたお話しましょうww
投稿: たいむ (管理人) | 2005/08/25 21:29