京極夏彦「スタジオパーク」に生出演
昨日のお昼 NHK「スタジオパークからこんにちは」に京極夏彦氏が生出演。
のっけからやってくれました(笑)
まず最初に「質問がきています」ということで
「京極さんといえば、黒革の手袋。執筆中にもはめているのですか?」 というもの。
※しーれさん!あなたですか?質問送ったのは?!(笑)
「これは”お風呂にパンツをはいているんですか?”という質問と同じ事ですね」
要は愚問、「そんなはずないでしょ。」ということなのだけど、あゆみさん、よっぽど京極氏を変人に思っているのか、逆の意味で捉えてしまって・・・(汗)
さらに「気合いはあまり入っていない」といわれあゆみさんタジタジです。
京極作品を読んでいないと、そして常日頃の言動をを知らないと、こういう事になっちゃうますね。かわいそうに・・・
この時点で予備知識は入れていても、この2人(あゆみさん、後藤さん)間違いなく
作品を読んでいない と確信しました。
デビューの話、仕事場の話、いろいろしていましたが、
「京極堂(中禅寺明彦)は京極さん自身ですか?」の質問がまたしてもされていました。
当然いつものように京極氏は否定します。
「僕はあんないやな奴ではない」は笑えます。(この場ではカナリ嫌なヤツに見えましたw)
否定はしているけれど・・・京極氏が話している内容ははいつも”京極堂”が語っていることと同じなんですよね。同一視してしまうひとが多いのはよくわかります。
でもそれも含めて「分身とかではあり得ない。これはただの面白ければいい小説」と言い切っちゃうのが京極氏。
京極堂でも、自分自身でも、話している内容が常識なら誰が同じ事を語ってもおかしくないですからね。
それを理解し納得できる自分は、つくづく洗脳されているなぁって、改めて思った次第ww
私も便宜上「京極堂シリーズ」「又市シリーズ」という分類をしますが、やはりこれに対しても、京極氏は「そういうシリーズではない」と言っていますw。
「映画は”堤真一氏を主演”としているから”シリーズ”なのかも知れないけれど、小説の中で主人公は「京極堂ではない」ですから」 (*≧m≦*)ププッ みんな京極堂だと思ってますよねww
「映画と小説は別のもの」と最初からはっきり言ってますし、映画の宣伝をする気は全くといってないですね。(いいのか?)
映画といえば、一応予告編に毛が生えた程度の映像を流してくれました。
前々から感じていた事だけれど、音楽といい雰囲気といい、どうもオドロオドロした感じでちょっと頂けない。
映画自体も「20ヶ月も妊娠したままの妊婦と、その夫の失踪」という部分が強調されていて、なんともエログロなイメージが(そうなんだけど・・)先行してしまっているのがとても残念。
ちゃんと”鬼子の出生の秘密”は語られてるのだろうか?
原作の読者にはキャスティングも含め、”不評”が横行している
映画「姑獲鳥の夏」 とりあえず16日公開です。
アナウンサーの勉強不足により、いまいちな対談。
「妖怪とは何ですか?」
それ聞いちゃだめでしょ。
「その話をしたら、長くなりますよ」
「1分半位で、お願いします」
「・・・・」
とどめも刺してしまったようです。
”河童と不知火”・・”偶像のキャラクターと現象”を例に挙げて出来るだけ短く説明していましたけれど、わからないでしょうね。
”妖怪”というとても便利なもの。そこに絶対的なものはなくって・・・その感覚のようなものがわからないと理解は難しいでしょう。たぶん。
(私もわかった気になっているだけかもしれないけれど)
京極さん、お疲れ様でした。
| 固定リンク | 0
コメント
はじめまして。やはり、今回の生放送でインタビュアーがちょっと・・・と思ったのはみなさん共通の意見みたいですね。私も感じました、京極さんの作品読まないで話してるなあ~って。あと、京極さんが「国営放送」と言ったのを、「国営じゃないです、公共放送です!」と否定してたのが笑えました・・・映画に関しては、正直ご本人もあまりお気に召していないらしいです。キャストも微妙だし・・・・・・まあ映画は原作とは別モノってことで割り切ろうと思ってます・・・。
投稿: ルリ虫 | 2005/07/14 22:11
■ルリ虫さん、いらっしゃいませ♪
コメントありがとうございます。
>「国営放送」
私も笑いましたwww
伊右衛門もそうだったけど、やはりあの独特すぎる京極ワールドは映像向きではないのでしょうね。
シリーズ化を狙ってるとか話もあるとか・・・やめたほうがいいと思いますよね。
私は一応来週鑑賞予定です。
投稿: たいむ | 2005/07/15 20:51
こんばんは。NHKに出演していたのは、しりませんでした。京極夏彦にインタビューするなら、事前に多少のことは勉強すべきですよね? いい加減なんだな、やっぱり>NHK
本当は、「関口巽」(主人公)の気分に近い京極夏彦氏なのではないか、という印象があります。デザインの専門学校を出て、広告代理店にいた方ですから、穿った見方かもしれませんが、京極氏は、NHKがあんまり好きではなかったところへ、これでは正に「とどめ」だったかも…。
投稿: あかん隊 | 2005/07/15 21:49
■あかん隊さま♪
なんと40分くらい出てました。
ほかに・・住んでいる場所によって放映日が違いますが「爆笑のススメ」にも出演しますよ。
日テレなら7/29かな?
「姑獲鳥」はほぼ関口君の一人称ですけど、狂骨(読みました?)なんかだとめちゃくちゃ。
やっぱり主人公は不在です。
というか、京極氏曰く、「強いて言うなら主人公は妖怪」だそうですww
京極さんは今でも他人の装丁とかもしちゃってるマルチなお方。すごいですよね。
投稿: たいむ | 2005/07/15 22:14
こんばんは、たいむさん。
京極さんに反応してコメントしました。
私も半分だけですが見ました。
前半も失礼千万だったのですね!
「映画と小説は別のもの」と作家さんが言う場合、
本当にそう思ってるか、映像(映画)の出来が
自分の思ってるものとかけ離れてるか
どちらかが多いように思います。
他の作品もアニメ化もなどされてるから
映像にはけっこう色々思い入れあるのでは?
と思うので多分、後者では・・と勝手に想像してますが。
NHK職員が駄目なのは折込済みなので、
お部屋が見られただけでも良かったです。
投稿: かの | 2005/07/16 22:31
■かのさん♪
再びいらしてくれてどうもです。
>前半も失礼千万だったのですね!
これはどちらに対して???京極氏が?
じゃなくてアナウンサーですよね??
私はおそらく前者ではないかと・・・ww
常日頃の言動はからして、ケンモホロロですからww
映像もアニメもやりたければ勝手にどうぞ・・のスタンスを感じます。
姑獲鳥の夏!本日公開ですね。
私は来週半ばに鑑賞予定です。
投稿: たいむ | 2005/07/16 23:45
こんばんは、たいむさん。
もちろん、たいむさんのおっしゃる通り、
アナウンサーの方ですよ!言葉が足りなくて
大変失礼して、すみませんでした。
なるほど、そう云われれば前者かもと・・。
映画公開ですね。私も近々行きます。
「姑獲鳥の夏」のCMを「うぶ毛の夏」と
聞き間違えてしまいました。あほですねー。
投稿: かの | 2005/07/17 02:19
■かのさん♪
再び、どうもすみません!
質問形態にしてしまったんでww
>「うぶ毛の夏」
・・・・・www
聞こえるかもしれせんねw季節柄。
投稿: たいむ | 2005/07/17 13:55